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「大丈夫…大丈夫…私なら…」
そうやって自分に言い聞かせる。
…行こう、学校に。…そうだ、別にいじめられてる訳じゃないんだ…大丈夫…。
そう思い…学校へと足を運ぶ。
やっと学校についた。こんなに遠かったけ…。
…懐かしい。たった1ヶ月来なかっただけでこうも懐かしいと感じてしまうのか…。
予想はしていた。だけど本当になるとは思わなかった…。
教室に入ると、それは始まった…。
「お…おはよう…」
そういうと、クラスメイトの視線が一気に私に向く。…帰りたい。
すると、クラスメイトの1人、山田羽奏が話しかけに来た。
「えぇっおはよ〜!」
…私この人と仲良かったっけ。
「お、おは…」
そういう前にその人は話し始めた。
「もう来ないのかと思ってた〜!ずっと不登校のままで良かったのに」
…え?
私は何を言っているのか、理解するのに時間がかかった。
…なんで?私…何かした…?
少し高かった私の気分は、一気にどん底に落ちた。
「そう…っなんだ…」
…流すことにした。
「まぁ…また後でね。」
そう言ってクラスメイトは去って行った。
…気にしないようにしよう。ただの私の空耳だ。
そう思いたかったな…。
その昼休みだった。私は山田さんに呼び出されていた…。嫌な予感しかしない。
…山田さんが来た。
「ごめん待った〜?」
自分から呼んできたくせに…
「…うぅん」
そう思いながらも、私は相手に合わせる。
「そんでさぁ。」
…嫌な予感がする。
「なんで来たの?お前のせいでクラスが暗くなってんのわかんないの?」
…そんなのわかってる。でも…私はこういう性格だし…。
「……」
でも私は、ただ黙っていることしかできなかった。
「わかったんなら私の前からさっさと消えて。」
そういって、山田さんは去って行った。
…悔しい。なんで私がこんな目に…。
その後は特に何もなく、1日が終わった…。
学校…もう行きたくないなぁ…。
でもお母さんは、私がやっと学校に行くようになり、かなり喜んでいた…。
…もう少し…頑張らないと…。