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4年前(詳しくは前回をご覧ください)
横浜病院
宮沢賢治 「ん……あ、、れ?」
中島敦 「賢治くん!」
泉鏡花 「賢治!」
泉鏡花 「か、看護師さん連れてくる!」
宮沢賢治 「敦さん、?ここは、」
中島敦 「横浜病院だよ!賢治くん!今日あったこと覚えてる?」
宮沢賢治 「今日?……………あ」
しばらくすると、ドカドカと足音を立てて、僕のいた病室に近づいた
???? 「調子はどうだ」
宮沢賢治 「え、あ、」
???? 「失礼した俺は学生猟犬第一部隊隊員末広鐵腸だ」
宮沢賢治 「あ、ほっぺに桜みたいなのが入ってる人だ」
末広鐡腸 「嗚呼、体はどうだ」
宮沢賢治 「僕は、何も」
末広鐡腸 「動けるか?」
宮沢賢治 「……………はい」
中島敦 「!?でもまだ動いちゃ」
宮沢賢治 「大丈夫ですよ、僕、昔から体は丈夫なので」
中島敦 「……………」
末広鐡腸 「確認したいことがある、来てくれ」
宮沢賢治 「はい」
うわぁぁぁっぁぁぁ!
お父さん!!
よかったな!
ままーーー!
やだ!死なないで!
軽傷でよかったな!
あなた!無事でよかったわ
あぁぁああっぁあ!あなた!
嘘だ!死んでない!パパは生きてるよ!
誰なの!お父さんが庇って生きてるやつ!
いろんな人たちの叫び声と喜びの声
急に怖くなってきた
末広鐡腸 「ご家族の確認だが」
宮沢賢治 「……………え」
パサッ
末広鐡腸 「この方達はご家族の方か?」
死んでる人のためにかける白い布を退けると、
僕のお父さんとお母さんがいた
もうすでに体は冷え切っていた
思わずお父さんの手に触れた
冷たかった
冷や汗?怖さ?
わからない
息ができなかった
宮沢賢治 「ッ!ハァハァ」
宮沢賢治 「ぁ………ぁう」
末広鐡腸 「ご両親か?」
宮沢賢治 「……………コク」
末広鐡腸 「俺は話しか聞いていないが、見つかった時には二人とももう」
宮沢賢治 「……………」
末広鐡腸 「一旦、病室に戻ろうか」
宮沢賢治 「……………はい……………」
葬式
いろんな人達が集まっていた
知らない親戚 叔父さん おじいちゃん おばあちゃん お父さんのお兄さんたちの家族
きっとお父さんやお母さんの仕事関係の人
線香の匂いが嫌いになってしまうぐらい匂っていた
12歳、まだ小学6年生の僕、
そこからなぜか記憶がない
おじいちゃんから『お前はこれから、お父さんのお兄さんの家で暮らすことになったからな』
と言われて
家の荷物を全部まとめて
学校は、おじいちゃんからせっかく受かっからそのまま行って来なよって言われてから敦さんと鏡花さんとは離れないからよかった
あの家に行くまでは
また短くてすみません