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ハッピーエンド過ぎて 朝から号泣案件🥹🥹
大我side.
「…」
昨日は、なんとか北斗くんと話さずに1日を終えることができた。
そして、今日は
俺とみんなとのお別れの日。
今日までこの気持ちを抑えることができれば、
そうすればきっと楽になれる。
そう信じて、今日も
辛い気持ちに目を背けて北斗くんを避ける。
北斗side.
どうしよう。
京本先生とは今日でお別れなのに。
嫌だよ、このまま避けられて終わるのは。
俺は初めて、こんな気持ちになったんだよ?
初めて好きになった人が、先生なんだよ?
俺のこの気持ちに、少しぐらい向き合ってよ…
「ぐすっ、ひっく…」
やばい、また学校で泣いてる。
授業が始まる1分前のだれもいない廊下で、1人泣く俺。
情けな…
『!』
「…え、」
い、今…?
京本先生と、目が合ってしまった。
大我side.
「!」
北斗くんと目が合ってしまった。
それより心配なのが…
『…ぐすっ』
北斗くんが、涙を流していること。
「っ…!」
もう、無視なんて選択肢は俺の中に存在しなかった。
「…北斗、くん?」
『! せんせっ、!』
『…俺のこと、嫌いですか、?』
「へ、」
『俺は、先生とはなしたくてっ、』
『だめかもしれないけど、京本先生がすきだから、』
「…!?」
『だって、好きだから…』
ぎゅっ、
『…せんせっ!?』
「嫌いなわけない。」
『…じゃあ、なんで避けて、』
「…北斗くんが好きだから。」
『!?』
「先生なのに、好きになっちゃいけないから、避けてた…」
「傷つけてごめん…!」
『…』
『京本先生、』
「…なに?」
『俺のこと、好き?』
「…好き。」
「もう、嘘つかない。」
北斗くんを抱きしめる力を強める。
もう、だめだ。
立場とかどうでもよくなるくらいに、
俺は北斗くんが好きすぎる。
「ね、北斗くん」
『はい、』
「秘密だよ?」
『…ん?』
『なにが…』
ちゅっ、
廊下に、2人だけにしか聞こえない
リップ音が静かに響いた。