コメント
2件
うええええええ😭😭 最高すぎますー!!!!!こんなにも可愛いおふたりを拝められるの、最高すぎます🫠💭 蚊って何か、良いですよね(? O型の血は果たして本当に美味しいのか気になりますよね……笑笑 最高の作品、ありがとうございます😭💖
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🐒×🐶
関西弁強め
今回短め
「うあ゛〜…さいあく…」
半袖に短パン、カップのアイスクリームを片手に、
木のスプーンを口に咥えながら呟く俺の幼馴染の🐶ちゃん。
左下腿側面を「ぅ゛〜…」と唸りながら掻いている。
「なに?」
どうしたのか尋ねる。
「蚊ぁに噛まれたぁ〜…」
「あー…なw」
効果音 しくしく が付与されそうなしゅんとした顔で訴えながらも、掻く手はその動きを止めず。
「あ゛ー!」
いきなり奇声を上げる🐶ちゃんに驚き、奇怪な目で彼を見る。
その視線に気づいたのか、「なんよ!いっつも🐒ちゃんやって叫んでるやろ」と俺が反論できない正論をぶちかましてきた。
🐶ちゃんのくせに。
「1回掻き出したら止まらんのよなあ……他んとこも痒いなってくるんよ…」
そう言いながら、Tシャツの襟元から手を忍ばせ肩辺りを掻いたり、半パンの裾から手を入れ太ももを掻いたり……。
「掻いたらよけ痒なるで」
「分かってるけどぉ〜…」
「あんま強掻いたらにえるで」
それに傷になってしまう。
俺らももう子供じゃないのだから、少しは我慢できるようになって欲しいな。
来年はもう3回生やで?
彼と出会って早19年が経とうとしている。
小さい頃から兄弟のように一緒にいた。
いつも馬鹿やって、怒られて、また馬鹿やって。
高校は別々だったけど、大学でまた再開した時はお互い驚いたっけ。
中学卒業を期に埋葬してしまおうと思っていたこの劣情は、彼の姿を収めた瞬間再び蘇った。
「なあ🐒ちゃん」
そんな彼は、俺の想いには全く気づいていないのだろう。
昔と何ら変わらず、こうして俺とひとつ屋根の下2人きりだとしても、
顔色、声色、何ひとつ変わらない。
「ん?」
🐶ちゃんの方に視線を向けると、何やらとても可愛い表情をしている。
え?
「背中の方、掻いて欲しんやけど…」
「自分届かんの?w」
「体硬いんやもん…!」
俺の平常心を保つ為にも、少し煽ってみると頬を少し赤らめ膨らまし、真正面からぶつかるような反論をしてきたのがあまりにも可愛くて。
平常心を保つ為にした行動が逆に仇になるとは。
「なあお願い…」
俺の服の裾を引っ張り懇願する。
そんなに?
無自覚こわ…
「…後ろ向いて」
俺に背を向けるように指示する。
すると突然着ていたTシャツを脱衣する🐶ちゃん。
な、
「風邪引くってば、ちゃんと着て?」
でないと俺の理性が…
「やって服の上からやったらずっと痒いんやもん…!夏やし風邪ら引かんし!」
夏風邪って言葉ご存知?
まあ、馬鹿は風邪引かないって言うしな。
はあ………
俺は渋々、彼の綺麗な逆三角形の背中を傷付けないようにそっと掻き始める。
「ん゛~…やっと届いた〜…」
はいはい、良かったね。
「ん~…きもちぃ〜…」
………
虫虫虫…蜘蛛蜘蛛…G……
俺の腕に触れる暖かい感触。
気を紛らわせる為、嫌いなものばかり連想していたのを現実に引き戻される。
俺の腕に触れる暖かいものの正体は🐶ちゃんの手。
先程よりも真っ赤な顔で俺を上目遣いで見上げる🐶ちゃん。
「…同じの、付けへんの⸝⸝?」
は
…据え膳食わぬは男の恥、か…。
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「ふふふ…」
「…なに?怖いわあw」
「うぅるさいなあ…!」
こっちのは痒いから嫌いやけど、
こっちのは痒くないから好きかも。
初めは痛いけど…⸝⸝