第1話
ある日の事 。 いつも通りサッカーの練習を終え家に帰った時のことだ 。
歩夢 : ただいま ~
弟 : 兄ちゃん !!! おかえり !!! ねぇ兄ちゃん凄いよ !!!
家に帰ると真っ先に出迎えてきたのは年の離れた弟 。 自分とは対象的な活発で元気な男の子 。
そんな弟に手を引かれ連れていかれたのはリビングだ 。 見回すと家族全員揃っていた 。 けど神妙な面持ち … と言うより喜んでいるように見える 。?
歩夢 : … どうしたん ?
母 : 歩夢 … 見て … これ
そう言われて差し出された紙に書かれていたのは …
強化指定選手に選出されました
ぇ … 誰からのか確認すると 『日本フットボール協会』 … まじか …
歩夢 : … ッしゃッ
嬉しさのあまり少し涙目になるのを見て姉が
姉 : やったじゃん歩夢 ! 頑張った甲斐があったね ! 笑
歩夢 : ありがと … 姉ちゃん ….
家族からも応援され向かうことに決めた 。
歩夢 : ここ … か …
向かった先は大きめのビルが立っていた 。
自分か選ばれると思っていなかったからか 、 現実離れした感覚に襲われている 。
この扉の先には選ばれた人達がいるのだろう … 胸踊る 。
ギィ と音を鳴らし扉を開ける 。 そこにはぎゅうぎゅうずめで入ってるガタイのいい人達が沢山居た
歩夢 : … あかんな 、 馴染めへんかも …
と 幸先不安になりながらも 、 始まるまで壁側で待機しようと思う 。
僕の後に何人か来て少しすると …
絵心 : え ー あ ー あ ー 。
絵心 : おめでとう 。 才能の原石共よ 。 御前らは俺の独断と偏見で選ばれた優秀な18歳以下のストライカー 。 300名です 。
突然演説が始まる 。 此奴は絵心 甚八 というらしい 、 さっき自己紹介してた 。
言い方は強いが何処か引かれる部分がある … 。 ブルーロック 、 ますます興味が湧いてくる
突然1人の高校生が声を上げた 。 確か … きらりょうすけ … だっけ ? 名前だけ知ってる 。 この企画に反発するようだ 。 勿体な … 。
二流とか3流とか知らない … 早くブルーロックに行きたい 。 僕の頭にはそれしか無かった 。
突然1人の少年が走り出した 。 名前も知らないような人 。 けどその人も僕と同じでブルーロックに惹かれたのだろう 。 目を見ればわかる 。 他の奴何か知らないと言いたげな表情で奥の扉へかけていく 。 皆もそれにつられ全員走る 。
… 僕も置いていかれないようにしなきゃ … 。
山を超え車に揺られ数十分 … 大きな青い建物が見えてくる
歩夢 : ここがブルーロックか … 。
期待に静かに胸を踊らせ車を降りる 。 そこで女の人からスーツを貰った 。 そこにはチームVと書かれていた 。
よく分からない 。 あんまり説明を聞いていなかったから聴き逃したのだろうか …まぁいいか 。
ブルーロックの中に入ると迷路のようになっていた … そこからVと書かれている部屋を見つけ入る 。
当たりを見回すと … 広めの部屋にオーラのある2人が座っていた 。
誰だろ … そんな人たちを横目に着替える 。
着替えてから数分気まずい空気を押し殺して待っていると 、 モニターが着いた
絵心 甚八 と名乗る人が写し出された 。
この人の話を要約すると 、 サッカーボールを使って鬼ごっこをするようだ … 。
いきなりブザーがなりスタートした 。
最初の鬼は … 『 琴橋 歩夢 』 と 書かれていた
歩夢 : 僕かッ …
いきなりの事で少し反応が遅れた
ボールが降りてくる間に状況がようやく呑み込めた 。 とりあえず僕はこのボールをだかに当てればいいらしい 。
当たりを見回す 。
取り敢えず当てれそうな人へ …
歩夢 : … ここッ
1番近かった人へシュートの勢いのまま蹴る 。
舐岡 : い”っ !?
歩夢 : あ 。 堪忍な 。
何とか当たったようだ 、 これである程度は安心 … かな ?
舐岡 : くっそがっ … !
怒らせてしまったのだろうか … いやこの感じは僕が当てるより前からイライラしてた感じするな 。 まぁ 、 関係ないけど 。
少し走ってみて分かったことがある 。 さっきの2人 … 此奴ら天才的に上手いが … サッカーの経験が浅いのだろう 、 動きがまだぎこちない 。
歩夢 : でも … 初心者でこの動きは … 凄いな … 。
舐岡から当てられないよう逃げていると …
斬鉄 : 天上天下唯我独“走”
唐突に舐岡からボールを奪う 。
… え ? ボールを奪った … ? 何をしてるんだこの人は … 。 モニターにアピールをしているが反応するはずがない 。 だって鬼ごっこなのだから … 何を勘違いしているのだろう … 。
でもちょっと …
歩夢 : クスっ
馬鹿だなぁ 、 と少し面白くなって笑みがこぼれる
先の2人が馬鹿 ヾ と はやし立てていると … 。 ようやくルールを理解したのだろう 。 全速力で走ってくる 。
はやッ … しかもカーブの曲がり方凄 …
途端ボールを蹴り 。 弧を描く 。 目的の先には … 御影玲王 … ではなく凪誠士郎に当たる 。
顔面シュート … 可哀想 。
凪 : あ ~ めんどくさ … 。
そう言い御影玲王に何か話した後 … 壁にもたれ掛かる 。
戦う気がないのだろうか … 面倒くさそうに1人の人物を見つめる 。 途端
玲王 : 手間のかかる子だなっ …
そこに御影玲王が割って入る 。 凪誠士郎のボールを奪った様な形に見えるな 。 しゃーなし感ダダ漏れだけど … 。
そう油断してると 、 御影玲王が此方に走ってくる … 。
逃げなきゃ 。 でも何処に … ? この先は壁しか … あ 、 そういう事か 。 僕達は誘い込まれている 。 それなら …
歩夢 : お先失礼やわ 。
玲王 : !
御影玲王の背後に走り出す 。 これなら袋小路から脱出できるし 、 背後へのシュートはあまり経験していないだろうと踏んだ行動だ 。
案の定袋小路でさっきの馬鹿さんが当てられていた 。
… 皆顔に当てるの好きやな ~ … 。
また煽られてイラついたのか 。 怒りを顔に出しながら追いかけてくる
歩夢 : まじ早いなっ
想像以上にこの人の足が早い 。 マジで早い 。
だが突然止まり … 壁の方へ向く … 途端
壁へ全力で蹴る 。 無差別で当てる気やんか 、 マジかよ 。
当てられたのは …. 舐岡 。 下の名前忘れた 、 まぁいいか 。 当てられた瞬間終了のホイッスルがなる 。 終わった … ようやく終わった … 。
逆上した舐岡が文句をツラツラ並べているようだが 。 モニターに映る絵心 甚八は『ロックオフ』 としか言わない 。 Botみたいやな 。
なんて思いながらも … 。 鬼ごっこが終わり 。 舐岡は出口へ歩き出す 。
( あとがき )
途中尺の都合でカットしてしまいました … 凪のいい所なのですが … 申し訳ないです … 。
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