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いつもと変わらない。
隣には梨央がいて、にこにこ微笑んでいる。
そんな毎日が俺は好きだった。
幸せだった。
ずっとこんな日が続いてほしい。
そう思っていた。
俺は一緒に学校に行くため梨央を待っていた。
しばらく時間が経っても梨央は来なかった。
俺は正直言って喧嘩ばかりしていたので、クラス…いや、学校に馴染めないでいた。
そんな新学期に声を掛けてくれたのは梨央だった。
「おはよう…!」
笑顔でで梨央は言った。
親しみやすい明るい笑顔。
俺は確信した。
この人なら仲良くしてくれる。
ここから梨央とよく話すようになった。
「遅いな…」
俺は梨央以外に仲良い人はいない。
梨央が居ないなら学校に行く意味なんて…
もしかしたら…もしかしたら学校に梨央は居るかもしれない。
そう淡い期待を抱きながら俺は学校へ向かった。