この学校の特別棟3階は、五教科以外の授業のために使う教室ばかりだからか、昼休みは特に人が寄り付かない。
ふしだらなことをしたい俺たちにとっては穴場スポットである。トイレの一室に、けちゃおと2人で入った。
狭い室内で、俺たちは密着する。
「はぁ…まぜち…♡」
「ん…っ、ほんとに…ちょっとだけだからな?」
俺を呼ぶ声は優しさと甘さを含んだままなのに、けちゃの目は獰猛な肉食動物そのもので、背筋がぞくりとした。
ワイシャツのボタンが外されて、俺の肌が外気に晒されていく。
「わぁ…やっぱり肌綺麗♡えへ、昨日つけた痕がいっぱいだ…♡」
「ん…説明、しなくていいから…」
にしてもこいつ、実況癖あるよな…。割とガチで恥ずかしいからやめてほしい。
「…まぜちのここ、美味しそう…♡ん…♡」
「っ…んっ…んんっ…」
昨日つけられたキスマだらけの身体をまじまじと見られたかと思えば、乳首に吸い付かれる。
人があまり来ないとはいえ、先生が来る可能性は全然ある。だから、俺はどうにか自分の手で口を押さえて声を殺し始めた。
けちゃの舌が、執拗に右の乳首を責める。
「はっ…ぁ…ん…っ♡」
口を押さえていても、声が漏れ出す。
ちゅっ、じゅるっ、ちゅくっ。
吸われて、俺の腰が無意識に揺れてしまう。
「〜〜〜〜ぁっ♡」
そんな俺の顔色を少し心配そうに見るけちゃ。
はっ、あ…♡俺の乳首、夢中で吸ってるけちゃ…♡可愛いっ…♡
「まぜち腰ガクガクしてる…気持ちい?」
「ん…っ」
俺は口を押さえたまま、こくこくと頷いてみせる。
「そっか…じゃあこっちもいっぱい可愛がってあげる♡」
今度は左の乳首を、さっきよりも速い舌遣いで、さらにさっきまで口に含んでいた右の乳首はけちゃの左手に弄られる。
あっ♡そんな両方っ♡
けちゃの右手が、俺の尻を撫でたかと思えば、ズボンと下着を器用に下ろされた。
「まぜち勃ってる♡」
「いわっ、ないれっ…♡はぅっ♡ん…っ♡」
けちゃに抱かれるために、乳首で感じれるようにはしてきた。
(だけど…乳首でイったことはないんだよなぁ…。今回はイけるといいけど…。)
昨日の行為だって、スイッチ入るまではオドオドしていたけちゃおをリードするのも大変ではあったが、何より不安だったのはけちゃおを満足させれるかどうかだった。
ちゃんとけちゃの望むタイミングでイけるかとか、そもそもけちゃが俺に興奮してくれるかとか…不安なことだらけだったけど…。
でも、それらは安心に変わっていく。
目の前には、どう見ても俺に興奮してくれてるけちゃおがいるから…♡
「んんんっ♡んっ♡んんっ♡」
「…ふふ」
けちゃがいつもより低めの声で笑う声が聞こえたかと思えば、乳首に強い刺激が襲ってきた。
「ひっ!?♡ぁ♡ん、〜〜〜〜〜っ♡♡」
目の前がチカチカする…♡何、今の…♡
「は…?♡は、ぁえ…?♡」
「まぜち、上手にイけたね♡」
さすがにこれがイった後の余韻であることは分かる。
でも、え…何が、起きた…?
思わずふらつく俺を、抱き締める形で支えるけちゃ。
「まぜち大丈夫?座ろ?」
「は♡は、ぁう…♡」
「えへへっ♡まぜち可愛い♡」
「ん…♡」
ちゅっ、ちゅっ。
俺はトイレの蓋の上に座らされて、けちゃから何度も降らされるキスの温かさに浸る。
「ふふっ、まぜちったら…乳首噛んで、抓ったらイっちゃうんだ♡可愛いね、まぜち♡」
そんなこと、されてたんだ…♡頭ふわふわする…♡
「これからも『僕だけのまぜち』をいっぱい見せてね♡」
「…あたり、まえだろ…♡」
昼休みの終わりを告げるチャイムの音が、やけに遠く聞こえる。
行かなきゃ…だけど…♡
「けちゃ…♡」
「……サボろ?5限目♡」
自分がちょっとだけだとか言ったはずなのに、俺の方が、けちゃに今すぐめちゃくちゃにされたくて仕方なくなってしまった。
けちゃに抱きついて、今度は俺からキスをする。
「ん…っ」
「んっ、ん…♡けちゃぁ…♡俺のこと…全部食べて…♡」
「っ♡」
もっと…俺を暴いてくれよ…♡
『俺だけのけちゃ』…♡
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