注意
書けないながらに頑張りました。
何がしたかったのか全くわかりませんがとりあえず投げときます。
小説というか、ポエムというかなんというか…。
日帝が出てきます。日帝要素ほぼありませんけれど。
地雷配慮はありませんので不安な方はブラウザバック推奨します。
本編行きます。
疲れた。
たった一言だけ、そう口から零れ出す。
国として、頑張ってきたつもりだった。
引きこもっていた江戸時代からは一転し国際社会に馴染めるように軍備を増強したり、政策を打ち出してきた。
この地球の一員として、必死に、ヨーロッパの国や中国に追いつけるように頑張ってきたつもりだった。
なのに、全部空回り。
自分が良いと思った道を征けば、目標が達成できないどころか人がたくさん死んだ。
沈みゆく巨艦を見たとき。飛行機が敵艦に突っ込んで爆発したところを見たとき。血なまぐさい真っ赤な池を見たとき。太陽よりも眩しい光に焼かれたとき。
自分のやっていることの過ちに、ようやく、ようやく気づけた。
そして、悟った。
「…私は、要らない国だな」
生きて世界を良い方へ向けようとする限り、自分は守ろうとした国民にとって悪の存在になっていく。
世界が望むのは、私みたいな国じゃない。
私であって、私ではない。もっと眩しい、世界の光になれるような人間。
世界がそう望むのならば、私は消えてみせよう。
誰にも迷惑をかけない場所へ。
誰の目も届かない場所へ。
光も、闇も、何も届かない世界へ、消えてみせようじゃないか。
そうすれば、きっとみんな幸せになれる。
無辜の人が、死なずに済む。
普通に太陽が昇って、人の手によって人が死ぬことなんか滅多になくて、家族の温かい雰囲気に包まれたまま日が沈む。
その代わりに月が昇り、優しい月光を家の屋根に落とす。
そして、その光の中で、人々はまた明日太陽が昇ることを一切疑うこともなく眠りにつく。
きっとそれが、みんなが望む幸せ。
そして、自分という存在が居ては叶わない幸せ。
なら、自分が消えてしまえば―――…
「みんな、しあわせだよね?」
頬を涙が伝った。
自分の幸せを、掴み取ることを諦めてしまえば―――…
その分、きっと、みんな幸せになれるんだよね?
ねぇ、神様。
私は、そう、信じても良いんだよね?
コメント
18件
ウゥッ何か心にくるよ、、、 どうやら私は悲しみを超えた何らかの感情にたどり着いたようですよ彗さん、、、 なんかこう、読んでて胸が痛くなるけど、推しに対しての興奮もちょっとあるし、、、 今回も素敵な作品Thankyou
あのさ、、、、、、 表現力高すぎません?すごいんですけどもう、小説家?って感じですよ?((?))天原さんの小説ほんっっっっっと大好きです、
え、これが書けてない状態に入るんですか・・・。 自分が恥ずかしくなってきました・・・。