今日も歌声が響く音楽室
「新音ー!急用で家帰らなくちゃだからミーティングとかお願い……」
『うん、わかったよ。また明日ね。』
「新音とバイバイしたくないよぉ……また明日ね……」
部長と新音先輩は仲良しらしい、
毎日あの声を聴けるのは正直羨ましい。
透き通った白い肌にセミロングの茶髪
それにパーツの整った顔
透明な声_
全てが完璧に見える
……部活終わり、話しかけてみようかな。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
「_せ、先輩!」
『佐野さん?』
「歌が上手くなる方法を教えてくれませんか、?」
部活中悩みに悩んで決めた話しかける内容
この方法ならもしかしたら近くで歌声も聴けるかもしれないから。
『……佐野さんは十分歌が上手ですよ?私たち3年の中でも噂されるくらいに。』
帰ってきた答えは予想外な言葉で。
何故だか分からないけれど
褒められている筈なのに
_少し悲しくなった。
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