『夢』
ピロンッ
青 「…ん、… 誰だよこんな時間に..」
寝ていた僕に1件の通知がきた
今の時刻は午前3時
普通の人なら起きていない時間だ
こんな時間に連絡してきた犯人は
黄くんだった
正直、嬉しかった
大好きな人からの連絡だったから
でも、重要な連絡内容は
『助けて』の3文字
僕は彼の家に急いだ
手をあげてタクシーを捕まえる
幸い君の家は僕の家から
そこまで遠くなく、10分弱でついた
「ピーンポーン」
君の家のインターホンを押す
君が出てくる前に前髪を少し整える
ガチャ
黄「青ちゃ…、青ちゃんだあぁ…、泣」
泣きながら君は出てきた
青「もぉー、こんな時間にどうしたの?
悪い夢でも見た? 笑 撫」
こんな理由だったら可愛すぎるな…
と思いながら、僕より少し背の大きい君の頭を撫でていたら
黄「なんでわかるんですか…、笑 抱」
って笑って僕を抱き締めた
よかったぁ…
正直言ってだいぶ心配だった
体調が悪いとか、事故にあったとか、
さらわれちゃったとか、なんかいろいろ考えてた笑
僕が黙っていたからか、
黄「こんな年にもなっておかしいですよね…笑」
と君は寂しそうに笑った
青「別にいいんじゃない?笑 抱返」
君の事を抱き締め返してみた
黄「そうかなぁ、笑」
君は嬉しそうに、えへへと微笑んだ
青「可愛いね」
黄「ぇっ、//」
勢いで言っちゃったあああああああ!!
僕のばかああああああ、、!!!
黄「ずるいです….// ボソッ」
青「…ハッ 、」
どうやら僕は夢を見ていたようだ
良かったという気持ちと一緒に
少し悲しい気持ちもあった
君が甘えてきたこと嬉しかったのに…
青「可愛かったなぁ…笑」
時刻は10時25分
久しぶりにおはポスでもしようかと 思っていたら、君からのメッセージや 不在着信が何件もきていた
【僕着きました!】 8:48
【もう9時ですよ?】 9:06
【いつくるんですか…?】 9:17
【まさかまだ寝てるとか言いませんよね!? 】 9:21
【楽しみにしてたのは僕だけですか…?】 9:24
【不在着信】
【不在着信】
【不在着信】
【もういいもん…】 9:27
そ、そういえば 今日
黄くんとおでかけの日だったああああ!
やばいどどどどうしよおおお!!??
現実ってやっぱそう上手くはいかないのかぁ…
青【ごめんなさい…寝てました….今からでも間に合う…? 】10:29
黄【今からでも僕はいいですよ】10:29
黄【でもそのかわり】10:29
黄【ちゃんと”かっこよく”してきてくださいね】10:30
青【黄様ぁぁぁ!ありがとうございます…!かっこよくしてく!】10:31
一瞬すごいびっくりした
『かっこよくしてきて』
なんて期待しちゃうじゃん!
青【外で待つのも寒いでしょ!僕の家くる?】10:34
黄【いやです】10:35
えええ?これ完全に嫌われたよね…
青【え?】10:35
黄【青ちゃんの完全のかっこいいを僕は楽しみにしてるので】10:37
青「ほんと可愛いんだから、笑」
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