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注意事項
・キャラ崩壊
・二次創作?
・nmmn
・オリジナル設定
あの日の夜、俺は死の間際にいた。
貧乏だった俺は、大きな館で飼われ、執事として働いていた。
…でも、館で仲良くしていた同僚から罪を被せられ、無実の罪で着の身着のまま屋敷を追い出されてしまった。
頼れる人も居ず、親は義務教育を放棄し不登校だった俺は親友も友達も居ない。
食料もなく、生きたネズミや道端に落ちていた生ゴミでさえも、俺から見たらご馳走様を見つけたような気分だった。
5日が経った日、俺は遠くの森の中で倒れ込んだ。
まだ意識はあったが、心底どうでもよかった。
倒れた原因は、恐らく栄養失調だろう。
地面の土は冷たい雪で覆われ、その雪に触れると身体が震えた。
ky(…)
ky(…いよいよか)
呼吸音が徐々に大きくなってきた。
ky(やばいな)
ky(もう、動く力も…)
もう、何もかも諦めようとした時…
ky(…)
…
…
ky(…?)
暗い森の中で、靴音が地面に鳴り響く。
その音は、徐々にこちらに近づいてきて…
?「…あっはは」
?「雪の日に散歩するのも悪くないね」
?「こんなに面白い物を見れるなんて笑」
甲高い笑い声が、俺の耳に響いた。
重い瞼を開く。
??「へぇ…まだ生きてるんだ」
??「野良犬ごときが、俺らの視界に入らないでよね 」
鼻声の男は、俺に漫罵を浴びせる。
fj「汚い野良犬が、あんなに立派な執事服を着てるのすっげえ腹立つんだけど」
rt「おそらく何らかの理由で館を追い出されたんでしょ」
rt「可哀想に」
rt「…でも、ちょっと笑えるかも笑」
ky「…」
fj「…」
fj「…?」
fj「…いや」
fj「これは、運命というやつか」
rt「さ、早く帰ろfj」
rt「こんな不潔物見てたら、俺らの眼球が腐るよ笑」
fj「まぁまぁそういうなって」
fj「これからこいつは、俺ら家族の一員になるんだから」
ky(…え?)
rt「は?」
rt「連れて帰るの?こんな穢らわしい物を?」
fj「掃除とか飯とかも勝手にしてくれるし、結構便利だと思うんだけど」
rt「…はぁ」
rt「まぁいいけどさ」
rt「なんか面白いことになりそうだし笑」
fj「つーわけだ。野良犬」
fj「今日からお前は、俺らの所有物だ」
fj「金は出してやる」
森の中は暗くて、2人の顔はよく見えなかった。
けど、俺を見て笑っていることだけはわかった。
1人の男がほくそ笑む。
rt「返事は?」
ky「…」
ky「…承知しました。」
聞くに堪えない吹雪が、感嘆のように胸に響いた。