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学パロ
後輩 PーP
先輩 ky
この学校は成績か力が物を言う。
馬鹿は馬鹿を見下して天才は天才を追いかける。
そんな学校にも機転が訪れた。
mb)今年度の新入生は比較的大人しい。
喧嘩の対象にはするなよ。
mb)そんなこと聞くヤツいねーだろ。殴り勝ちゃなんでもいいんだっての。
mb)おいそこ。話聞いてたか?
mb)うげ、へいへい。
……馬鹿は直ぐに手を出す。
“正当防衛”がなってない。
やれやれ、とため息をついた。
するとその場が一瞬にして静まり返る。
___そう。この学校の絶対王者は俺だ。
この学校に来てからというもの……
治安が驚くほど悪くて引き気味の生活を送っていた。
そんな僕にも春らしい春が訪れた気がした。
襟足が赤い背高な先輩に想いを寄せたのだ。
周りの友達に先輩の話をしてみると皆首を振った。
噂によれば…?
『荒れた学校を治めた』
『3年の先輩を1人で潰した』
『この学校の絶対王者』
とかなんとか…。
そんなに荒れた人なの??
…気になるなー、笑
この学校初めての昼食。購買があってそこでご飯を頼むらしい。券売機があって、それで買って……ってどうするの?これ。
mb)おっせーな。一年坊。早くしろよ。
pp)ごめんなさい、少し待ってくださ、、
mb)おせーって。腹減ってんだよ!
ky)……何してんの?脅し?
mb)ヒッ、kyさん、、!!
ky)見た感じ困ってるだけじゃね?そんな詰めんなって。先輩のプライドに傷をつける気?
mb)そんな事は、!
ky)なら黙って教えてあげようねー。
mb)は、はいっ!!!
ky)…んで?どーした1年。
pp)ぁ、えっと……、
やばいやばいやばい!?これが先輩!?
綺麗!美形!最高!すき!!
ky)…ぁー、券売機?
pp)あ、は、はい、、
ky)ここ。お金入れて。
pp)ほう、、
ky)んで、好きなの選んで?
pp)……先輩は、何食べるんですか?
ky)俺ー…は、牛タン定食。
pp)じゃ、僕もそれで。
ky)はは、お揃いじゃん。俺以外に食うやつ初めて見た。
pp)え、そうなんですか、
ky)俺が頼むからって誰も頼まなくなっちまってさ。
pp)は、はぁ、、、?
ky)…んま、気にすんな!あっちで一緒に食おうぜ。
pp)あ、はい、!
これが僕らのキッカケだった。
先輩はゲームが好きで、サッカーが上手で、牛タンが大好き。なんとも可愛らしい先輩だった。
そんな先輩と図書室で勉強をしている時にふと聞いた。
pp)そーいえば、先輩の噂ってホントなんですか?
ky)噂?
pp)『荒れた学校を治めた』とか『3年の先輩を1人で潰した』とか『学校の絶対王者』とか……、
ky)あーーー……1つ目は生徒会長になっただけ。2つ目はサッカーで勝っただけ。3つ目は成績(本当は喧嘩も対象内)の話。
pp)…言葉足らずすぎますねこの噂。
ky)ほんと参るよな。
pp)そんな先輩に質問です。
ky)んー?
pp)好きな人とかいるんですか?
ky)……へ?
先輩が持っていたシャーペンを落とした。
ky)えっ…と、
pp)あぁ、居るんですね?(笑)
ky)まぁ…居る……けど、
pp)けど?
ky)かないっこねぇし、?
はは、と眉を下げ悲しげに笑った。
pp)僕も居るんですよ、
ky)まじで、?
pp)まじです。
ky)ふぅん、聞かせろよ。
pp)単刀直入に言うと先輩が好きです。
ky)……え?
情けない声を漏らしては顔を染め上げた。
pp)僕、先輩が好きです。
ky)ぁ、えっと、、おれ、も…
pp)…ほんとですか?
ky)ほんと、おれ、ppがすき、
何度も小さく頷いては顔を更に真っ赤にした。
pp)なら僕と付き合って下さいよ。
ky)ァ、、俺でよければ!
pp)…ふふ、良かった、成功して。
ky)なんか、俺こういうの初めてだから何もわかんねぇ、
pp)僕が全部教えます。
ky)ぁ、ありが、と、、?
初心な先輩が可愛らしくてキュートアグレッションを抑えるのに必死だった時、図書室に他の生徒が入ってきた。
……そーいえば次僕のクラスが図書室で授業だったかな。
ky)もう生徒来たな、俺戻るわ。
pp)しー。先輩。僕とここに居ましょ。
ky)ぁ、え、でも、
pp)バレなきゃいいんですよ。バレなきゃ。
にしし、と先輩に笑って見せた。
授業開始のチャイムがなるとしんと静まり返った図書室で先生の声が響いた。
mb)ppは何処だ?
mb)分かりません。
mb)先輩と居た気がします。
mb)何処行ったかは知らねぇな。
僕を探す声がする。
そんな僕は今先輩と二人の時間を楽しんでるけど…。
狭いロッカーに2人で入ってやり過ごそうとしてます。
…無難すぎて笑えてくる。
ちなみに提案したのは先輩ね?
ky)せっま……
pp)だから辞めようって言ったのに、
ky)思ったより…狭かったんだよ。
pp)僕は先輩の顔が近くに見れて嬉しいですけどね~。
ky)ばっ、、あんまそういうこと言うな、
pp)えぇ、ダメですか?
ky)……別に、俺だってppの香りを近くに感じれて嬉しいけど。
pp)……ほんと、可愛いですね。
僕は先輩をぎゅう、と抱き締めた。
先輩は戸惑いつつも僕のことを抱き締め返してくれた。
先輩の香りを体全体で感じて入れば終わりのチャイムが鳴り響く。
ky)はぁーーー、久々の娑婆の空気。
pp)娑婆って……(笑)
ky)…でも俺、ppの香りを感じてた方が好きだわ。
にへら、と先輩が僕に笑いかけた。