ミンセミ 微ナムセミ
君は 死ぬ前に 、 まるで 死ぬのが分かっていたかの ように 言っていた 。 その時の 僕は きっと 理解ができてなかったんだろう 。 あぁ 、 後悔でしかない 。 悔しい 、 もっと ヌナを守りたかった 。
__ 『 ねぇミンス? 』
『 …?なんですか? 』
マッチゲームが 終わったあと 、 ヌナが話しかけてきた 。 僕は ヌナの事を裏切ったのに なんともなかったかのように 。
『 もしあたしが死んだら 、 ミンスが復讐してよ 』
『 …へ、? 』
突然 言い出すヌナに 僕は困惑を隠しきれなかった 。
『 あたしはさ、こう見ても女だし。対して喧嘩が強いって訳じゃないからさ 』
『 あたし自信ないんだよね、生き残る自信』
困惑しながら聞いていると 、 ヌナの手に目が入った 。 手が震えている 、 本当は 怖がっているのか と思っている気持ちなのか 。
『 で、でも!僕よりヌナの方が… 』
そう言いかけると 、 ヌナは僕の手を握った 。
『 ううん。あたしなんてまだまだだよ。 』
『 でもミンス。ほんとにあたしが死ぬ時は頼むね笑 』
へっちゃらみたいに言うヌナに 僕は心にドキッ 、ときたのかもしれない 。 いや 、 出会った時から きたのかもしれない 。
『 …はい、分かりました、!! 』
『 でも僕が絶対ヌナを死なせませんよ…! 』
投票の時 。 サノス達は ○ を押すと決めていたのに ヌナは裏切って ×を押した 。
『 …ぇ、へ、? 』
『 …o-maiga-、 』
どうしよう 、 どっちにすればいいんだろう 。 ヌナ 、 ヌナの事ばかり考えてしまう 。 でも下手な真似をすると …
『 お前、ミンス。絶対○選べよ? 』
『 … 』
沈黙するしか無かった 。 なんの言葉も出せなかった 。 でも ヌナを裏切るなんて …… やだやだやだやだやだ 、!
そして僕の番が回ってきた時 。
ビー … 。 低い音が 響いた 。
『 …え? 』
ヌナの顔を ちらりと見ると 驚いたような顔をしていた 。 当たり前だろう 、 こんな僕が ヌナの方に行くなんて 。
『 … 』
そして 消灯がすぎた時 。 いきなり 騒がしくなった 。 それで当然 、 目を覚ました 。 そうすると 反乱が起きていた 。
『 ぇ、…… 』
焦る気持ちと 、 心配な気持ちが走っていた 。 ヌナ が 死んでしまうんじゃないか 。 そんな気持ちが湧いてきたが どうにも動けなかった 。 体が動かない 、 動かさないと 、 ヌナが死ぬのに 。 なんで 、 僕はこんなに怯えているんだろう。
少し経った時 。 下から 聞き覚えのある声がした 。 顔を覗かせると
『 っ、はぁはぁ… 』
ナムギュ に追われている ヌナがいた 。 焦った 、 冷や汗をたくさんかいた 。 でも 動けなかった 。だからせめて ナムギュを 攻撃しようと ガラスを下にぶち投げた 。
でもそれは 不意にも当たらなかった 。
騒がしい声が止まった時 。 まともに下に降りれなかった僕は 降りた 。 そうすると 血だらけの ヌナが居た 。 でもそれはもう冷えきっていた 。
『 っあ、ヌナ…ヌナ、…、 』
僕の目からは涙が止まらなかった 。 380 、 その番号は もう脱落していた 。 嫌だ 、 信じたくなかった 。 でもヌナの 言葉を思い出した 。
『 もしあたしが死んだら 、 ミンスが復讐してよ 』
復讐 。 そんなの するに決まっている 。 ヌナを×したんだから それなりの 復讐をする 。 絶対に 。 ヌナのことを 一番に思っていた 。 守れなくて申し訳ない 、 そんなのもう取り戻せないけれど 。 復讐なんて いくらでもできる 。
『 絶対ナムギュの事、そちらに逝かせますから。 』
返事もない ヌナにそんなことを言った 。 少しだけ 背中から ヌナの温もりが感じた 。
「 … 」
そうして ついに始まる 。 また 、 今度は なんのゲームなのかは知らない 。 けれど 絶対復讐する 。
「 〜〜〜🎶 」
「 … 」
前で ウキウキとしている ナムギュを見て 僕は手を 拳にした 。 そうして 見えるはずもないが 睨んだ 。
「 絶対復讐しますから、 」
1人で呟いた。小声で 。 聞こえないように 、 ナムギュに向かって 。
「 頑張ってね 」
心に 言うはずもないヌナの声を 想像して ゲームに 挑もうと 。
コメント
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すごい続きが気になる終わり方、、、!楽しみです!ミンス頑張って〜!!