「初兎ちゃん」
「いむくん、?」
僕が名前を呼ぶと、涙を流して震える声で僕の名前を呼ぶ初兎ちゃん。
初兎ちゃんが僕の事虐めてたんだよね。僕が死んだ後、初兎ちゃん自身も虐められて、傷ついて僕の所に来たんだよね。全部知ってるよ。
僕を好きだった事も。
僕を虐めて追い詰めた事を本当は全部恨まなきゃいけない筈なのに、なんでだろうね、初兎ちゃんの事を恨めないのは、。今日までその理由は分からなかったけれど、やっと分かった。僕も、初兎ちゃんが好きだったみたい。それに初兎ちゃんが僕を自分のものにしたかったみたいに、僕も初兎ちゃんに自分と同じになってこっちに来て欲しい自分だけのものにしたい、なんて思ってしまうんだからきっと僕の方が愛が歪なのかもね。
「ごめんね、初兎ちゃん。次は次こそは優しく愛し合おうね」
僕が涙を流しながらそう言うと初兎ちゃんは
「うんッ、」
と返事をし、了承してくれた。僕はもうすぐ同じ姿になるであろう愛おしい人を優しく抱きしめた。僕はもう1人じゃ無い。だって、君がいるから。
君は友達、?
コメント
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うぁぁぁぁぁあ"ッ!😭😭 リメイク版と言いどっちもめっちゃいいよ‼️‼️リメイクはもっと儚さを知れるからどっちも良さがありすぎる…… 最後のきみは友達、?の所なんかほんと……エモい (?