キーンコーンカーンコーン
学校が終わり
僕はいつも通り1人で帰ろうとする
よいしょ…っとカバンを持つ
「もーとき」
うわぁ…来たよ……
絡まれたくないのでもちろん無視する
「…」
「もっくーん?」
「……」
「もっきー!!無視しないでよ!!」
「もっきーはやめて…!!」
「あ!!やっと返事してくれた」
僕はしまった!と手で口を覆う
若井はニヤリと笑って
「元貴はかわいいな〜笑」と言った
「はっ、はぁ!?ばっかじゃないの!?!//」
自分でも分かるくらい顔が熱くなる
同性ではあるがそんなことを言われたら照れる
そんな様子を見て若井はまた「かわいい」ってからかってくる
なんなんだこの男は…
しばらく沈黙が続いた、何となくそんな空気に耐えられなくて
「…なんの用?」
初めて僕から話しかけた
若井は「ん〜別に用はない!!」
「は?じゃあ僕先帰るから。また明日」
ちょっと冷たくしすぎたかな?
でも若井は嬉しそうに
「え!?また明日?笑また明日話しかけてもいーの??」
今更何言ってるんだろう
意味不明なことを言う若井にクスッとして
「いつも嫌って言っても話しかけてくるじゃん…そんな驚かなくても笑」
「えぇ!!!?元貴が笑った!!もっきーがわらった!!」
「だから!!もっきーはやめて!」
勢いよく言うとくすくす聞こえた
最悪だ。
クラスのみんなも聞いてた
早く帰ろう…
僕は教室を飛び出した
我を忘れて走ってたからか心臓がうるさい
休憩がてらに公園のベンチに座った
そういえば僕、若井の前で笑ったこと無かったのか
だいぶ息は落ちついてきたけど心臓の音は鳴り止まない
気づいては行けない
期待したらダメなのに
何度も自分に言い聞かせてきた
僕は若井が嫌い
若井が……
好き
気づいてしまった
そしてこの気持ちは一方的なものだ
期待をしたら傷つくだけなのに
若井を待ってる、求めてる僕がいる
だから僕はこの気持ちを隠すことにした
若井との今の関係を崩したくないのだ
文才なくてごめんなさい💧
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