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忘れている。たぶん、それは俺に とってすごく大切な、何か。
セガワ…
友達の声がひびく。考えごとをしていた。何か・・ その思考は、三人の友達に隠れるようにパンを食べている彼。安里によって奪われた。
「安里!体調は~」
「え~?一日休んだだけでしょ?この通り元気!」
安里は、たった一人の幼馴染であった。
「安里は、とっても大切な何かを忘れることはある?」
なんとなく出た言葉だった。
「う~ん。多い、かも……でもなんで?瀬川君は頭いい と思うけど。」
「別に、なんとなく。」
今日はぼんやりした一日だ った。
「今日は転校生を紹介します」
「男?女?」
先生は、質問の嵐にニコと 笑う
「お楽しみです。どうぞ 」
一人の生徒が入る。
「一色と言います。よろしく おねがいします。」
綺麗な切りそろえた髪に、穏やかそうな。そう どこにでもいる普通の顔だ 。
…俺はコイツを知っている?