「 ひとりぼっち 」
・青水
・視点チェンジあり
・病み系
・考察系統含
・過呼吸表現あり
・メリバ兼バドエン
・通報禁止❌
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水side
昔から、僕は泣き虫だった。
昔から、僕はひとりぼっちだった。
母が病気で死んで、
それから父が狂った。
僕に対する暴力、罵声罵倒。
毎日毎日増えていく痣は変色して、全身にまとわりついた。
泣き虫の僕には、学校でも誰も近づかなかった。
別に、泣きたくて泣いてる訳じゃない。
勝手に涙が出てきて。
止まらなくなる。
ひとりぼっちで、苦しかった。
でも、一人だけ味方がいた。
僕の大好きな人。
水 「 いふく゛…っ、 」
水 「 くるし、ぃ゛……ポロポロ 」
青 「 辛いよな、 」
青 「 俺は離れたりせんから、大丈夫やよ。 」
水 「 ふっ゛、はっ゛… 」
水 「 ひゅ っっ゛… 」
青 「 ほとけ、深呼吸し? 」
青 「 余計つらなるで… 」
水 「 おいて、かないで…ポロポロ 」
水 「 ひとりに、しないで……っ゛ポロポロポロポロッ 」
青 「 ひとりにせぇへん。 」
青 「 ずっと傍におるから。 」
水 「 ひゅーっ゛、 はーっ゛ 」
青 「 大丈夫、大丈夫。 」
水 「 ごめ…っ ポロポロッ 」
青 「 謝らんでええ。笑 」
いふくんの笑顔が大好きだった。
いつも抱き締めてくれて。
あったかかった。
だからもう、大丈夫。
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青side
ほとけを救いたかった。
ずっと傍にいてやりたかった。
支えてあげたかった。
心から笑って欲しかった。
水 「 ねぇ、 」
水 「 いふくん。 」
青 「 ……? 」
水 「 傍に、居てくれるんだよね。 」
青 「 当たり前やん。 」
水 「 そっか。 」
水 「 そろそろ家帰るね…… 」
水 「 お母さんと、お父さんが待ってる… 」
青 「 …… 」
青 「 大丈夫、なんか…? 」
水 「 うん、 」
水 「 色々、ありがとう。 」
青 「 辛かったら逃げてええからな。 」
水 「 うん、ありがとう。 」
何かがひっかかってる。
なんとも言えないこの違和感。
分かんないけど、気づかないといけない気がする。
青 「 ほと、け…? 」
青 「 死なん、よな……? 」
水 「 …w 」
水 「 人間なんて、誰しもいつか死ぬよ…?w 」
青 「 そういうことやなくて…! 」
水 「 ………じゃあね。 」
青 「 まっ……!!! 」
何?
何がおかしいんだ…?
何の違和感…?
分かんない。
青 「 ほとけ……っ! 」
取り敢えず、ほとけを足止めしたくて。
青 「 また明日、って、言わへんの…?震 」
水 「 ………………… 」
水 「 愛してるよ。 」
青 「 ………!!! 」
足、動けよ。
追いかけろよ。
なんで肝心なときに動かねぇんだよ。
けどもう、
段々と小さくなっていく背中に、追い付けない気がした。
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第三者side
その日は、とても夕陽が綺麗な日だった。
穏やかで、暖かい日だった。
太陽が山に沈む頃の町の歩道橋は、たくさんの人で賑わっている。
その中に、一人ぽつんと佇む少年がいた。
小さな背中は苦しそうで、辛そうで。
一人では抱えきれないような “何か” を背負っていた。
けれど、顔は幸せそうだった。
太陽が完全に沈み、暗くなる。
そんな中、少年は闇夜に浮かぶ月のような明るい顔をして、
歩道橋を飛び越え、闇に堕ちていった。
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青side
青 「 ………っ゛震 」
青 「 ずっと傍おる言うたやろ…っ 泣 」
青 「 自分から一人なってどないすんねん…っ 」
“ お母さんと、お父さんが待ってる…。 “
あとで気づいたこの違和感。
お母さんとこ、いくんやってんな。
荒れ狂ってるお父さんも、もうそろそろそっちいくんやろな。
青 「 置いていくなや……ポロポロッ 」
ほとけを救いたかった。
ずっと傍にいてやりたかった。
支えてあげたかった。
心から笑って欲しかった。
けど俺は、結局何も出来なかった。
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◎side
お母さんに、抱き締めてもらいたかった。
前みたいに、お父さんと楽しく話したかった。
学校になんて、行きたくなかった。
生きたくなかった。
君は、ずっと傍にいてくれるんでしょう…?
届かない距離だけど、それでも僕の心の中にずっといてくれるんでしょ……?
なら僕は、もう大丈夫。
今まで、ありがとう。
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ごちゃごちゃ過ぎて申し訳ない🙏
腕落ちてるね👍🏻 ̖́-
久しぶりの作品がこんなに駄作でごめんなさい💦
時間がある時コメ欄にて解説させて頂きます🙌🏻