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主人公は陽キャってこと…!? 愛されキャラって書いてあるし… そういうの好きです( レナちゃんだっけ?(((( 頑張れぇぇぇ!!!応援してる!!! 投稿ありがとうございます!!!
今日からゆいさんは家族と二泊三日の旅行に行くらしい。
結構な距離で、大学もあるから今回はついて行くことが出来ない。
ゆいさんの事、まだまだ知りたいのに……
「よっ!モテ男!」
「わ!?來輝くん!?」
話しかけてきたのは友達の來輝くん。
チャラチャラしてるけど、好きになればとことん一途のいい人だ。
「イエス!彼女に振られた來輝です!」
「それでそこまで明るいのす、凄いね…」
つい一昨日まで彼女さんととても仲良かったのにどうしたんだろう。
四年付き合ってたのに…
「あれ?今日はあの地味子ちゃんいないね。」
「二泊三日の旅行らしいよ」
「へ〜いいなぁ。てかお前あの子とそんなに仲良かったっけ」
「ま、まあね!でも少し話すくらいだけどね」
少し話すくらい……ゆいさんがバイトの時に少し話すし間違いではない、はず。
「來輝〜」
「うぉ!?ってお前来んなよ」
「嫌だ!」
この子は確かレナちゃん。
來輝くんの一つ下の幼なじみで、來輝くんの事が好きらしい。
「レナちゃん、だよね!ちょっとこっち来て」
「は、はい!」
彼女を近くに呼び、來輝くんに彼女がいない事をこっそりと伝えようと耳に口を近づけた。
「來輝くん、彼女さんに振られたらしいから今フリーだって!」
そう言うと彼女は一瞬顔を赤くしたが、すぐ嬉しそうな顔になった。
「と、というか先輩…なんで私にそれを…?」
「レナちゃん、來輝くんの事好きなんでしょ?」
「あわわわぁ…何故それが先輩にぃ……」
先程よりも顔を真っ赤にし、手で顔を覆っている。
噂は本当のようだ。
「レ、レナ?何そんな耳真っ赤に…はっ!?まさかこいつに落とさ……」
何か盛大な勘違いをされているような…
僕はレナちゃんにすこーしいい情報を教えてあげただけだしね。
「僕レナちゃんのこと口説いてないんだけどー?」
「冗談だって!お前モテるけど口説くとかそーゆーのはしないしな!」
もちろん、口説くなんてキザなことはしない。
だってそういうやり取りや言葉はゆいさんと交わしたいから。
「ね、ねえ來輝!」
「ん?次はなんだ?勝負か?」
「今日家、行くから…!」
「え?お、おう…ってもういない…てか部屋片付けなきゃな」
早速告白するのかな?
頑張れ!レナちゃん!
それより僕は早くゆいさんに会いたい。
「あ!そうだ!お前好きな人いる?」
「え、は、はぁ?」
「その反応…いるな?」
誰だって突然心当たりがあることを聞かれたらこんな反応になる。
「別にいないし」
「うっそだ〜!誰だろ…ゆりかとか?」
「学校一の美女って噂の人じゃん…違うよ」
僕が好きなの芭街 唯花さん、あの人だけ。
「あ、やべ教授に呼ばれてんだった…んじゃ!行くわ!」
「うん!またね!」
よし、嵐が去った。
…明後日、また僕が守ってあげるからね、ゆいさん♡