髙地side.
「…」
『やっ、髙地…』
大我を押し倒す俺。
もう少しで、彼を俺のものにすることができる…
『っ…』
でも、大我の表情は強張っていて
俺にされることが本当に嫌なんだろうな、と感じさせる。
「っ…!!」
「服、脱がすよ」
『!』
でも、もう後戻りはできない。
数秒の葛藤を経て、俺はこの決断をした。
でも、
「…え、」
彼の身体中に、北斗がつけたであろう跡がある。
まるで、「大我は俺のものだ」と言わんばかりに。
『…』
ふと、我に帰る。
俺は今なにをしているんだ?
愛するひとの振り向かせ方を間違えていないか…?
そんな迷う俺にとどめを刺すかのように、大我が言う。
『…髙地』
『俺さ、ちょっと前まで北斗をえっちでしかみてなかったんだ』
『でも、もう』
『北斗の全てを好きになってしまった自覚が、俺にはある。』
「…」
『だから、髙地の思いには応えられない、ごめん。』
ああ、もう。
この2人は、俺が付け入る隙もないほどに
お互いを依存してしまってる。
「…分かった」
「俺こそ急にこんなことしてごめん、」
『…!』
『髙地のこと、大切なメンバーだと思ってる。』
『おじゃましました』
そうしてそそくさと家を出て行った、俺の愛した人。
もう少し早く俺が行動していれば、未来は違っていたかもしれない。
でも、なぜか後悔はなかった。
コメント
4件
髙地ー!! って叫びたくなる。
え‼️まぁじ⁉️ 思いもしない展開すぎる✨ やっぱがるみゅんすごいな...✨