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此れは、ただの惨めな人間の、誰にも届かぬ悲嘆の唄──
動く景色、抽象的な唄。
只眺めて、何かに浸る。
只、醜かった。
只、赦したかった。
只、救いを届けたかった。
何が正解なんて無かった。
遣いや上が何かほざいて、其れを何も考えずに崇拝する盲目な信者。
嫌いだ。もう全部大嫌いだ。
完璧な存在なんて在る訳が無かった。
また勝手に弔って、人を決め付けた。
貴女に善い祝いを。
貴女に深い願いを。
貴女に重い呪いを。
貴女に最後の唄を。
僕は何も救えなかった。
奇跡を信じて。邪神に祈りを。
駄目だった。
総て殺して仕舞えばよかった。
誰の目にも留まらぬ小さな物語を綴って。
目を閉じていった先の暗澹を、■■色に染めて。──
左様なら。さよなら。
それなら、早く殺して仕舞おう。終わりにしよう。
「◆◆、◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆。」