鬼畜米帝ヲ必ズ殺シテヤル_____
???「ふ〜ん………」
天井には、シャンデリアや綺麗な宝石が飾られていてまるで、何処かの貴族が住んでいるのかと思える程に、豪華な部屋で一人の男性が興味深そうに何かの日記らしき物を見ている
???「可愛いな……本当に♡」
???「スー……スー……」
お姫様の様なベットに一人の女性が寝ていた。その、女性は所々に傷跡があったが手当されている様だ。男性は、女性が寝ているベットの横に座り日記らしき本を机に置く。そして、視線を女性の方に移し、うっとりした瞳で見つめる。
???「……まさか、君の家から日記が出てくるなんてね……」
???「あの爆弾で運良く君の家だけは無事だったんだね。良く耐えれたね!」
嬉しそうに頭を撫でながら、その女性の頬にキスを落とす。
???「ふふっ……」(笑)
ガチャ___
すると、突然部屋の扉が開いた。中からは、高身長の男性一人とスーツ姿の男性が現れた。
???「……何の用?」
その女性と折角二人きりになれたのに邪魔をされて少し不機嫌な顔をした。男性はサングラスを外し、渋々と言った表情で、女性の頭を撫でるのは辞めてベットから降りる。
???「ナチスの子供についてたが……」
???「嗚呼、あの大悪党のナチスの話ね」
腕を組みながら、サングラスを掛けていた男性は、今度は、真剣な眼差しを見せる。
???「東ドイツと西ドイツはどっちが貰うかでは……」
???「勝手にしたら?」
そう答えると、隣りに居たスーツ姿の男性は笑顔でその男性にこう答える。
???「貴方が決めないなら、私が決めますよ?」
???「嗚呼、そうしてくれ」
男性は、そう言い放ち直ぐに女性が寝ているベットの側に寄る。
???「……なら、西ドイツは私達が貰いますね」
呆れた表情を浮かべながら、ため息を吐く。
???「……分かった。俺は東ドイツを貰う」
???「あ、後の会議なんですが」
スーツ姿の男性が、サングラスを掛けていた男性に近づこうとしたが隣りに居た高身長の男性がソレを直ぐに止める。
???「無理だ。”英国”」
???「今は、あいつはようやく欲しかった物が手に入れて脳内お花畑なんだ」
此方が何を言っても無駄だと答える男性に、英国と言う男性は、またため息を吐きそのまま歩いてドアノブに手を掛ける。
英国「……今日は、良いですが明日は必ず国際会議に来て下さいね」
英国「戦後の後の事について、色々話さなくてはならないので……」
そう言い、バタンと扉を閉めそのまま部屋から出る。高身長の男性は、サングラスをつけた男性にある質問を問う。
???「……お前、そいつどうするつもりだ?」
???「ナチス・ドイツは死んだ。イタリア王国も崩壊した」
???「残った、枢軸国は……そいつだけだな」
サングラスをつけた男性は、また嬉しそうな笑みを浮かべる。だが、その男性からの雰囲気は、狂気に満ち溢れた雰囲気を漂わせる。周りの人から見れば、後退りをしてしまう程に。
???「どうするって………」
???「ずっとこの子は俺と一緒に居るんだよ♡」
???「……お前、正気か?」
数週間前、その男性と女性は敵同士だった。お互いに拳銃を向き合っていた仲だ。
なのに、その男性は敵の女性に何故か分からない執着心を抱いていた。普通なら、有り得ないだろ。敵同士だったんだぞ?何故、そこまでその女性に執着する。
???「…早く帰ってくれない?」
???「俺はこの子と、一緒に居たいの」
???「この子が目を覚ました時に、俺以外の男性を綺麗な瞳に写したくないんだ。ソレに……この子は、もう俺の物だ」
女性の頭を優しく撫でながら、早く帰れと言う視線を送る。その様子に、高身長の男性は舌打ちをした後、そのまま部屋から出ようとする。
???「……悪趣味な野郎だなお前」
???「ソイツの横にある大量の服……」
???「そして、お前が隠している首輪」
ドアノブに手を掛け、赤い瞳を鋭く光らせ此方に視線を向ける。だが、その視線を向けられた男性は、頭に?を載せながら、こう答える。
???「この子の服は、軍服しか無いでしょ?だから、俺が新しい服を大量に購入したんだ!」
???「俺の妻なんだから可愛い服を着させたいんだ!」ニコッ
???「……その首輪は?」
男性は、手から赤い首輪を取り出し、その首輪を女性の眠っている近くに置く。
???「俺の物だって言う証だよ……♡」
???「結婚指輪と同じさ!」
頬を手に添え、ニコニコと笑顔を絶やさずにそのまま喋る。その答えを聞いた男性は、こう喋る。
???「……ソイツをこの屋敷からは出さないっと考えているのが見え見えだぞ」
???「当たり前だろ?」
???「何度も言ってるよな?」
???「この子の、美しい瞳を俺以外に映したら駄目だ。綺麗な声も小柄で可愛らしい姿も全部俺だけの物なんだ」
分かったらさっさと帰れと言う、男性に高身長の男性はコレ以上面倒事に巻き込まれたくないと考え、そのまま部屋を後にする。
???「じゃあな……”ソビエト”君」
バタン____
静まり返った部屋で、男性はゆっくりとため息を吐きながら、女性の側に寄る。
???「嗚呼……早く起きてくれよ……♡」
俺だけの日帝Chan……♡
コメント
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まさか日帝さんの日記になっていたなんてッ!天才ですか?いや天才ですね神作をありがとうございます😇😇😇😇😇😇😇😇( ´ཫ` )