続きです。初めて書いたのにたくさんのいいね👍ありがとうございます。
今回も楽しんで読んでもらえたら嬉しいです。
どうぞ!
バタン奥の部屋にて
太宰 、、、中也、大丈夫かい?
中也 ぅうっ、、、グスッごめっ、、、なさっ、、、
太宰 これは重症だね。中也、おいで?
中也 んっ、、、ポスッ
太宰 辛かったね、苦しかったね。ナデナデ
ごめんね、中也。君を苦しめてしまった。
中也 グスッ、、、いい。太宰は悪くない、、、ヒック
太宰 大丈夫だよ。君には私がついてるからね、君に酷いことをする者はここにはいないからね。
中也 うん、、、ありがと、太宰ウトウト
太宰 眠い?寝てもいいよ、膝、かしてあげるから、、、おいで?
中也 んっ、、、ポスッ、、、モゾモゾ
太宰 ♩〜🎵〜🎶〜♪〜(子守り唄)
中也 ウトウトスースー(寝)💤
太宰 うん、寝たね。おやすみ中也。皆のところに行きたいけど、ちょっとだけ、君のそばにいてあげる。(小声)
(子守り唄)♩〜🎵〜🎶〜♪〜
探偵社・羊 ガチャ(扉が開く音)
太宰 ん?あれ、、、皆?どうしたんだい?
敦 そのっ、、、心配で。中也さんは大丈夫ですか?
太宰 あぁ、中也なら大丈夫だよ。歌を聴かせて寝かしつけたからね。
国木田 歌?
太宰 うん、私がマフィア時代の時、よく中也に歌ってあげた曲だよ。15歳くらいの時にね。子守り唄みたいになってるんだ。中也は私が歌う、その曲が好きでね。中也の精神が不安定の時とか、よく歌って聴かせてあげてたんだ。そうすると落ち着くから、、、。
敦 そうだったんですね。
鏡花 私たちもその曲聴きたい。いい?
敦 僕も聴きたいです!
太宰 、、、ごめん、悪いけど聴かせてあげられない。中也と約束してしまったから。お互いのためだけにこの唄を歌おうとね。
国木田 約束なら、仕方がない。
太宰 本当にすまないね。
敦 太宰さんにとって中也さんは、大切な人なんですね。
太宰 うん、そうかもね。私が唯一、背中を預けて戦えて、それでいて唯一、信頼できる相棒だからね。私の相棒は中也以外、ありえないよ。
国木田 っ、、、!(やはりまだ、俺では力不足か、、、)
太宰 話しが変わるけど、ここに来た本当の訳が知りたい。何か、気になることがあるのかい?
福沢 太宰、先程、言ってたな。中原は裏切ったんではなく、裏切られたと。どういうことなんだ?
国木田 俺も皆、それが気になってここに来た。教えてくれないか?
太宰 教えてもいいけど、、、ここだとダメだから執務室に戻ってから話そう。あまり良い話しではないけど(小声)、、、さぁ、戻ろう。(子守り唄は録音機でかけているので大丈夫だよ)
福沢 分かった。皆、行こうか。
執務室にて
太宰 話すにつれて、約束して欲しいことがある。それが守れるのなら教えてあげるよ。
福沢 なんだ?
太宰 一つ、今から話すことは中也の心を苦しめるような話しになる。今から話すことを絶対に他の人に教えないこと。噂されたら中也が苦しむからね。二つ、話したことについて反論しないこと。三つ、この話しをしたことは中也には内緒にすること。この三つが守れるのならいいよ、教えてあげる。
探偵社 守れます。
羊 、、、守る。
太宰 分かった。いいよ、教えてあげる。でも話せる部分だけね。
国木田 あぁ、話せるところだけでもかまわない。話してくれ。
太宰 うん、、、蘭堂さんを倒した後、事件は終わった。いつも通りのになると思ってたんだ。けど、中也は羊の子達に殺されそうになったんだ。後ろからナイフで脇腹をぐさりとね。
敦 えっ、、、どうして
太宰 羊の子達は中也を信じることができなかったみたいだ。勝手に裏切り者とい濡れ衣を着せられて、、、そして国から追放された。
中也は何とか逃げ切れたんだけど、中也が刺されたナイフには殺鼠剤が塗られていてね。急速に処置したからいいけど、あと少し遅ければ後遺症が残っていたよ。
鏡花 仲間なのに、信じることができないだなんて、、、ひどい、、、
太宰 この事件の真相は早く突き止めないといけないことは羊もマフィアも分かっていたはず。それを羊の子達は、中也の都合で勝手にって言っていてね。
敦 そんな、、、それじゃあ、まるで、、、
太宰 うん、まるで自由がないよ。自分の都合に合わせて中也を扱っているようにしか思えない。それも人ではなく、物としてね。
白瀬 そんなつもりはっ、、、!
太宰 ないって言えるかい?責任を果たした中也に対して、ただただ中也を物のように利用していた君たちにさ。
白瀬 なっ、、、!
太宰 中也の傷つきの具合で見ると、調べなくても分かるよ。
君たちは『助けてやったから』『中也の責任だから』という自分勝手な理由で、羊の縄張りを犯すものをすべて中也に排除させて、それも、、、危険だと分かっていながら。自分たちは安全なところから隠れて見ているだけ。君たちを助けようとポートマフィアと共戦して、犯人を捕まえて、事件の真相に努めていた中也を『自分の都合で行動する裏切り者』と見なし殺そうとした。どう考えても、悪いのは中也でなく君たちの方じゃないのかい?
羊 それはっ、、、!
太宰 沈黙は肯定ととらえるよ。
白瀬 くっ、、、!(悔しそうな顔)
太宰 君たちは自分が正しいと思い込んいるけれど、それは間違いだ。あの時の中也だって強い力を持っていても、まだ子供なのだよ。君たちと同じ未成年なのだよ。それに中也は君たちから裏切られても尚、羊のことを思っていたよ。殺すなって。君たちはそんな中也の優しさを裏切ったんだ。
白瀬 、、、、、、
太宰 君たちは私が思っていたよりだいぶ、愚かだったみたいだね。その様子だと今は何も言えそうにないみたいだから、この話しは、これでおしまいとしよう。私は中也を起こしてくるよ。そろそろ会議室へ行かないとね。
国木田 あぁ、俺たちも後で向かおう。それから、そんな事件があったなんて知らなかった。改めて、教えてくれてありがとう。俺からも、、、中原にはお大事にと伝えてほしい。
敦 僕からもお願いします。
鏡花 私からも、、、
太宰 分かった。伝えておくよ。
奥の部屋にて
太宰 中也、入るよ。
中也 おぉ、太宰か。
太宰 大丈夫かい?
中也 あぁ、もう大丈夫だ。迷惑かけた。
太宰 平気だよ。それより、作戦会議に出られそうかい?
中也 あぁ、出られる。太宰がいれば。
太宰 君だけを前戦に立たせるような真似はさせないよ。それが探偵社や羊の最適解だとしても、私が許さない。中也、君は私の指示だけに、従っていればいい。
中也 うん、ありがとう、、、グスッポロポロ
太宰 皆、心配していたよ。大丈夫だから。
君は私の相棒なのだよ。私の相棒は中也だけなのだからね。
中也 あぁ、、、今日は、太宰のそばにいたいんだ。いいか?
太宰 もちろんいいよ。作戦会議のために会議室に行くから歩けるかい?
中也 大丈夫だ。
ドアガチャ
敦 あっ、太宰さん中也さん。
国木田 来たか。
太宰 うん、待たせてごめんよ。それじゃあ行こうか、皆。中也も。
中也 あぁ。
皆 はい!
終わりです。次回も出します。
お楽しみに!じゃあね👋
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