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「お前は馬鹿だ」
これを言われると、心のどこかでドキっとする人が多いだろう。誰だって、馬鹿だなんて言われたくない。だからこそ、「馬鹿だ」と言われた瞬間に反発心が芽生えて、「なんだよ、そんなこと言って」ってムキになる。これが一番の罠なんだ。
「お前は馬鹿だ」と言われた時反応すること自体が、「馬鹿」になっている証拠だ。え? 反論しないのかって? そう、反論しないのが一番賢い方法だ。
こう考えてみて欲しい。もし、あなたが「馬鹿だ」と言われて笑顔でスルーしたら、相手はどう感じるだろう? きっと「なんだ、こいつ反応しないじゃん、面白くないな」って、言う方もつまらなくなって、言葉の力が弱まる。そして、あなたの中で「馬鹿だ」と言われることへの恐れが、少しずつ消えていくのだ。
おそらく、私たちは「馬鹿だ」と言われたことで、自分を守ろうとしてきた。だからこそ、自分が馬鹿だと認めたくない一心で、無理にかしこぶったり、知識を詰め込んだりしてきた。だけど、実は馬鹿だと言われることに対して、むしろ「ありがとう」と思うべきなのだ。
なぜなら、馬鹿でいることには一つ、大きなメリットがある。それは、「自由になれる」ことだ。何も気にしない、無敵の自由。馬鹿だと思われることで、何かをして失敗したとしても「だって俺、馬鹿だし」と、自己弁護できる。それって、ものすごく楽じゃないか?
むしろ、馬鹿であることで人から期待されることが少なくなり、気楽に自分を出せる。すごく賢くて完璧な人間だと思われてしまうと、周りが気になって、間違ったことをしたらどうしようと考えてしまう。それに比べて、「お前は馬鹿だ」と言われている方が、周りから何も求められていないという安心感がある。
だから、今度「お前は馬鹿だ」って言われたら、笑ってしまおう。「うん、知ってるよ」って、全く気にせずに受け入れてみよう。それが、実は最強の反応だったりするのだ。そうすれば、「馬鹿だ」と言われることが、何の痛手にもならなくなる。
言葉には力がある。力をどう使うかは自分次第だ。もし、「馬鹿だ」と言われたら、笑い飛ばしてやろう。そして、心の中でこうつぶやくんだ。
「いや、実はちょっと馬鹿でいいんだ。」