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[]不破 ()明那
(別れよ、湊)
…………………………………え?
思考が止まった
明那から話があるとそれだけLINEで送られ、事務所の空き部屋に呼びだされた
コラボ配信の事についてかな?それともデート?ご飯?
呑気にそれなことを考えていた俺の考えは開 口一番の明那の言葉に壊された
それに、 別れよ? って何言って…
[ど、どういう事?]
(そのまんまの意味や、恋人関係を辞めってこと)
(それじゃ、俺配信あるから)
[待って!]
[いきなり、そんな…1回話し合おう?]
[俺はもう話したいことはない]
(それに不破も息抜きとして楽しかったでしょ?
“恋人ごっこ”)
[ごっこ?つまり明那は遊びだったの?]
(当たり前じゃん、逆に明那は本気だったの?)
[そうだよ…湊の事本気で好きだったよ]
[だからもっとちゃんとお互い冷静になってから話し合いをしよう?]
(しない、別れる、ただそれを言いたかっただけでそれ以外の話は無い、)
(んじゃ、バイバイ)
[待ってよ…捨てないで]
(しつこい)
ごめんね湊
そして…
(さようなら、不破湊)
スタスタ スタ……
…………………………………………
…………………………………………
思い返せば明那は全然甘えてくれたりしなかった
家ではほんのちょびっとだけ甘えることがあったけどそれだけ
外では恋人より友達がという表現が適切なぐらいデレがなかった
明那と別れて以降大好きなゲームも、配信も全部やる気が出なくなっていった
もう一度あって話をしたいけど
撮影日が合わないし、着信は拒否されていお手上げ状態だった
だから、もう忘れる事に決めた。
けど、明那との日々はどれだけの月日が経っても忘れることができなかった
いや、忘れようとしなかったのかな?
一緒におそろいをかったマグカップを捨てず、明那が好きな匂いといった香水も毎日使った
また、いつか好きだ言ってもらえるように
女々しい自分が嫌になることだってあった
けど、明那との思い出を忘れたくなかったから
明那は遊びでも俺は本気の恋だったから