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「僕の想いを君に捧ぐ」
_ 一世一代の大勝負 _
「 今日を特別な日にしたい。僕にとっても千紗にとっても」
僕は胸ポケットに忍ばせておいた物を取り出す
「、、、っ!!」
彼女はそれを見て全てを察したようだった。
目には涙を浮かべている。
何も言わなくても彼女の考えていることは、手に取るように分かった
僕は笑顔でこう続ける
「今まで前に進めずにいたけど、僕にとっても、大好きな千紗にとっても、
このままじゃいけないと思ったんだ。」
「君のおかげで、僕は前に進もうと思えた。」
「千紗、僕の想い。受け取ってくれるかな?」
束の間の沈黙の後、彼女は顔をぐちゃぐちゃにして首を縦に揺らした。
達成感と充足感が、僕の心を満たした。
夢でも見ているかのようだった。
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