「あゝ天使、どうか私だけは許さないで。」──
酷く寒い冬のことだった。
あなたを連れ出して、海が見える場所まで征ったんだ。
魔法の禁忌の代償が、穢れが、嫌だった。
「総ては大罪だから。」
そう云って…
最期の禁忌を、私が背負おうとして。
あゝ、また
あなたがあなたがあなたが崩れて崩れて崩れて崩れて崩れて崩れて崩れて逝ってしまって逝って逝ったんだ厭だ厭だ厭だ厭だ厭だ厭だ厭だ厭だ厭だあなたは消えて無くなって皮肉みたいに私と綺麗な星が映ったんだやめてやめてやめてやめてやめてこれはきっと悪いゆめだったんだ違う違う違う違う厭だ嫌だ大嫌い崩れてまた映っていて冬の星は酷く綺麗で鮮明に焼き付いて消して消しても消しても消えなくてお願いお願いお願いお願いああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ殺したのは私だったんだただ酷い思いをさせていて苦しかったのに苦しかったのに苦しかった苦しかった苦しかった苦しかった苦しかったよね最低だって云ってよお願いお願いお願いだからねえ私を赦さないでよそんな笑顔を見せるのはやめてよやめてやめてやめて苦しいよ苦しい苦しい苦しい苦しいんだごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいだからだからだから赦さないで私を呪って憎んで殺してよ嫌だよやめてお願いまた思い出してまた鏡みたいな水面に揺れるあなたがもう見たくないの嫌だ嫌だ全部全部私が悪かったあなたも分かってよもう嫌なんだだから
コメント
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お気に入りだな~