knhb
少しコメディ ギャグ調 短い
モブ視点で進みます。
先輩が出てきますが名前が無いので想像にお任せします。
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新スタジオが設営されて、そのお披露目番組をするために事前に視察的なことをするらしい。
今、参加ライバーたち全員が事務所に入ってはしゃいでる最中だ。
そろそろ打ち合わせ云々をするから楽屋にいてくれと連絡が入る。だがここはまだ出来たばかりで楽屋のネームプレートなど持っていないため適当に食べて大きな部屋でだべっていた。
ある部屋ではバランスボールで遊ぶ人たち、ある部屋ではみんなで差し入れを食べていたり。
それでここでは、
「おおい!!それずりぃだろ!!」
「負け犬の遠吠えですかぁ?!」
「ッテメェ!!!」
大大大激戦!な
ゲーム大会が開かれていた。
ある日本の会社が出している馴染みのある格闘ゲーム。ゲームのキャラで戦うヤツ。
本当に大激戦だ。試合もそうだがプレイヤー同士の口プが。
十数人で集まって男女問わず遊べる空気があるのがこの会社のいいところだと思う。
「えぇ!?ちょ、それ強すぎますって!」
「へへーん!」
先輩後輩で仲良いのもいいところだ。
今度は同期でユニットを組んでいる
”渡会雲雀”君と”風楽奏斗”君がやるらしい。
2人とも仲が良くてあんまり喧嘩してるイメージ無いけど…煽り合うことあるんかな……?
「かかってこいよ雲雀ぃ!!!」
「奏斗には負ける気がせん。本当に」
「なんだとっ!」
2人とも奮闘していたが風楽君の操作ミスが多く、結果は3-1で渡会君の勝ち。
試合が終わり次やる人を決めていたら、部屋に人が入ってきて該当する人はここで軽い打ち合わせをするらしい。
それがちょうど渡会君と風楽君以外だった。
2人からみんなが離れて、打ち合わせをするならとゲームの電源を切るとコントローラーを片付ける渡会君の手をそっと上に載せる風楽君。
「やっと、2人っきりだね…」
と少しニヤつきながら、笑いをこらえるように、でも最低限かっこいい声で言うと、渡会君がふっ、と軽く笑って
「何?2人っきりになりたかったん?奏斗君?」
あちゃー、寂しかったかぁ…と頭にポンと手を乗せる。それはネタっぽいのに声が甘くて、風楽君はみるみる顔を赤くさせてはぁ、とため息をついた。
打ち合わせにいた先輩後輩達も「あのパターン初めて見た…」「私やろっと」「いい男ってあぁいう…」とコソコソ話していた。
「雲雀にゃ敵わんね」
「んにゃ、なんだよ」
まだ少し顔が赤いが気を取り直した風楽君が渡会君の頬に手を当てて顔を一気に近付けさせて、何かを囁くと今度は渡会君が顔を真っ赤にさせていた。
「ふは、よっわ」
「〜〜〜〜〜〜〜!!!お前!!ここでそういうのは…ッやめろって……」
「あはは〜!そゆことで今日泊まるから」
「……分かったよ、」
2人の世界に入ってしまい蚊帳の外の私には分からなかった。
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『いつも僕に組み敷かれてるクセに』
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