婚約戦争 パロ
雲ひとつ ない 青空 。
裏庭 で 紅茶 を 嗜む 1少年 が 居た 。
少年 は 水 を 弾く 白い 肌 。
吸い 込まれる ような 赤い 瞳 。
サラサラ と した 金髪 。
どこ から 見て も 打ちどころ の 無い 絶世 の 美男子 だった 。
近く には 召使と 思われる 緑色 の 髪 の 男性 が 居た 。
2人 は 仲良く お喋り を していた 。
あと 数日 すれば 、 王子は 結婚 式 を 迎える 。
タッタッタッタッ !!
タイル の 床 を ローファー で 走る 音 が 宮殿 の 廊下 に 響く 。
「 王様 ーー ッ !! 」
シャーロックハット を 深く被り 、ベージュ の 服 を 着て やって 来た のは 王様 の お気に入り の 探偵 ( 黄 )だ 。慌てて ながら 王様 の 元 に 駆け寄る 。
「なんだ どうした … 」
王冠 を 被った 王様 ( 桃 ) は 、王 の 椅子 に 座り 、黄 を 見下ろす 。
「 ダイヤ の 指輪 が 盗まれた よう です !」
「何 っ !? 」
当家 に 代々 伝わる 婚前 の 儀式 の 為 の 大丈夫 な ダイヤ の 指輪 。いつも 現状 な 金庫 で 保管 されて いるが 何者 かの 手 に よって 盗まれた ようだ 。
「 前回 届いた 予告状 に 姫 との 婚約 を 狙った 者 の 反抗 です !今回 も 紫 の 薔薇 と いっしょに 予告状 が ありました ! 」
「 … 彼奴 か … 瑞 読め 。」
「は 、はい! 」
黄 が 赤い 蝋 の ついた 黒い 封筒 を 王様 の 召使い である ( 瑞 ) に 渡す 。
「 よ 、読みます ね ?」
予告状 に は 以下 の 通り に 書いて ある 。
『 王子と 婚約 できる 指輪 は 俺 が 頂いた 。捕まえる もんなら 捕まえて みな 次 は 王子を 奪い に 行く 。』
「…」
「お、王様 … どーなさいますか、?」
「探偵 !すぐ に 捕まえろ !大切 な 指輪 なんだ !怪盗(紫)仕業 に 違いない … 彼奴 …ッ 許さない !」
「お 、王様 が 燃え 盛って る … 」
< 赫 point of view >
宮殿 の 中 が 騒がしい 。また 黄 が 桃 の 服 に 紅茶 でも こぼしたの だろう 。
「随分 と 騒がしい ね 。 」
「そうですね … 俺 見て きます 」
翠 が そういい 宮殿 の 中 へ と 入ってた 。
「 ん ” んぅ … あと もう少し で 結婚式 か 」
正直 言って 知らない 奴 との 結婚 は 嫌 だ 。でも 王様 が 決めた 事 に 俺 は 逆らえ ない 。確か … 隣 の 国 の 王子 だ。
( なんだか 気 が 乗らない なぁ … )
本当 は 結婚 したい 人 が 居る 。けど 俺 の 願望 は 叶わない 。
( そろそろ 中 に 入ろ … )
< 神(?) point of view >
赫 は 自分 の 部屋 に 入り 、椅子 に 腰 を かける 。
「黄 は 何 してる かな ~ …」
そう 呟く と 、窓から 風 が 吹き 、白い レース の ついた カーテン が ふんわり と 揺れる 。思わず 目 を 瞑ってしまう 。
「んもぅ … 風 つよ … 」
窓 を 閉めよう と 目 を 開ける と 視界 が ぼんやり と する 。なんとか ピント を あわせると 、黒い マント を 付けた 男性 が 居る 。スラッと した 立ち 姿 で 一瞬 目 が 持って かれる 。
「 こんにちは 。王子。」
「貴方 … 誰 ?」
「紫 と 言います 。」
仮面 を 付けて いて 、顔 が よく 見えない 。
「貴方 の ダイヤ の 指輪 を 盗んだ 物 で ございます 。 」
「… 俺 の じゃないよ 。」
「おや ? そうなんですか ?風 の 噂 では その 指輪 は 貴方 様 の 当家 代々 伝わる 婚前 の 指輪 だと お聞き しましたが … 」
少し 困った 様子 を する 紫 に 赫 は ゆっくり と 近づく 。
「何しに 来たの ?もうあの 指輪 以上 価値 の ある 気品 は 無い よ 。」
「いえ 、ありますよ。」
紫 は そういう と 赫 の 手首 を 引く 。
「おわっ 、」
顔 が 近い 。紫 は 赫 の 唇 に 人差し指 を 置き 、赫 の 耳元 で こう 囁く 。
「欲しい のは あなた自身ですよ 。 」
「え …」
赫 が 黙然 と していると
「 赫様 !今 すぐ その 人 から 離れて ください !」
振り向く と 翠 が 居る 。息 が 荒く 、汗だく だ 。赫 が 裏庭 に いなかった 事 に 慌てて しまっていた ようだ 。
「 おや … 人 が きました か … 」
紫 は 赫 の 手 を 離す。
「それでは … また 」
コメント
3件
何だ何だまた神作が((
もうこれだけでしねる
なんだこれ…最高じゃないか((