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Nabi|はに、…?
Han|えっ、あ、
Nabi|大丈夫?なんか苦しそうだけど…
Han|…ううん!大丈夫だよ。
Han|あ、ごめん。用事あるから、ちょっと行ってくる!
Nabi|分かった、気をつけてね〜
Han|…なび、
そう言って、僕は彼女を抱き寄せた
“ごめんね”
僕は罪悪感と共に
彼女を残して家を出た
Han|…
“これで良かったんだ、”
本当にこれでよかったのかは分からない
僕が帰ってこないことに気づいたら
彼女はどれほど辛い思いをするだろう
Han|本当、僕って最低だなっ、…(泣)
最後に感じた彼女の温もりからは
懐かしい思い出が蘇ってきて
1人涙を流していた
もう彼女に会うことも
抱きしめてあげることもないだろう
Felix|はに、…
Chan|、お疲れ様、辛かったね…
Han|ごめんなさっ、ごめんなさい、…(泣)
彼女への罪悪感の苦しさと
大切な人の元を自ら離れた苦しみで
押し潰された僕は
2人の腕の中で、これでもかというほどに
声をあげながら泣いていた
僕が泣く資格なんてない
泣きたいのは彼女の方だし
彼女の方がよっぽど辛いはず
なのに、
目は少ししょっぱい水で溢れていた
Doctor|ステージ4ですね、
Doctor|すぐに入院しましょう。
Han|、分かりました…。
Han|ステージ4、。
Han|入院だってさ、…
Felix|…すぐ治るよね、?
Han|…
Chan|っ、(泣)
Han|ひょん、!?
Chan|…治らないんだよね、?
Han|えっ、いや…それは…
Felix|え、嘘だよね、…?
Chan|俺見たんだ、
Chan|はにの診断書…
Han|っ…
“余命1年だって書いてたよ、?”