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続き
モブ&きんとき出てきます
きりやん視点
「なあきりやん」
「……………なに?」
クラスの中心格に話しかけられるなんて……………
何を言われるんだろうか……
「なかむがさ、お前のこと好きらしいんだけど」
…………………………は?
そんなの、嘘に決まってる。
「何言ってんの?」
「だから、なかむがお前のこと好きなんだってw」
「あっそ……俺用事あるから、帰るね」
……どういうことだよ……
嘘に決まってるだろ……
期待するな、俺……
そう思っても、心臓のドキドキは止まらない。
「これからなかむとどう接したらいいんだろう……」
✧• ───── ✾ ───── •✧
なかむ視点
「おーいきりやーん!一緒に帰ろー」
「ごめん、俺今日用事あるから先帰る」
「あ、そう……じゃあね!また明日!」
どうしたんだろう、いきなり……
今まで普通に一緒に帰ってくれたのに……
「もしかして、嫌われた……?」
いや、明日はきっと、いつも通りのきりやんに
戻ってるよね……
✧• ───── ✾ ───── •✧
きりやん視点
「おーいきりやーん!一緒に帰ろー」
なんでこんなタイミングで……………
「ごめん、俺今日用事あるから先帰る」
口から出たのは、思ったより素っ気ない声。
「あ、そう……じゃあね!また明日!」
今の声、すごく悲しそう。
何してんだよ、俺……
好きな人を悲しませるとか、最低……
「ごめんね……なかむ……」
✧• ───── ✾ ───── •✧
なかむ視点
「ねえきんとき〜……」
「おお、どうしたなかむ。珍しく落ち込んで。きりやんと上手くいってないの?」
「……うん」
きんときとは小学校の頃からの付き合いだ。
いわゆる幼なじみ。
俺の良き理解者で、なんでも相談できる。
「____…………ってことがあってさ〜……
俺、どうしたらいいんだろ……」
「そっか……それは辛かったね……
じゃあさ、きりやんに聞いてみたら?」
「え?」
「なんでいきなり俺のこと避けるの?って」
「そんなこと聞けるわけないじゃん……」
「なかむなら出来るって!大丈夫だよ、頑張って」
「きんとき……うん。ありがと。頑張ってみる」
「それでこそなかむだ!頑張れ!」
「うん!頑張る!」
✧• ───── ✾ ───── •✧
きりやん視点
「ねえきりやん」
「……!!なかむ……どうしたの?」
「なんで最近俺のこと避けてるの?俺、何かした?」
なんでそんなこと聞くんだよ……
心臓がドクドクと嫌な音をたて、
口の中はカラカラになる。
「……っ……なかむは何もしてないよ」
「じゃあなんで……」
「なかむには言えない」
「え……」
「ごめん帰る、じゃあね」
「……う、うん」
まただ……
またなかむを、傷つけた。
「……………どうしたらいいんだよ……
ごめんね……なかむ……」
✧• ───── ✾ ───── •✧
なかむ視点
「ねえきりやん」
「なかむ……どうしたの?」
「なんで最近俺のこと避けてるの?俺、何かした?」
「なかむは何もしてないよ」
「じゃあなんで……」
「なかむには言えない」
「え……」
え……
なんで……話してくれないの……?
俺、きりやんが辛いのは嫌だよ……
「ごめん帰る、じゃあね」
「……う、うん」
嫌われた……
やっぱり、最初から好きなのは俺だけだったんだ……
「……きりやん……う、うぅ……」
こんなに泣いたの、久しぶりだ……
今日思いっきり泣いて、
明日からは、きりやんに近づかなければ、
辛くない……
きりやんにとっても、そっちの方がいいに決まってる。
「ごめんね……きりやん……」
多分あと少しで終わります
かなりグダってますが許してください()