2人は硝子をさがして高専付近を歩き回っていた。
見当たらない。どこに行ったのだろうか。
ふと手分けしたほうがいいかもしれないと思った。
悟「なぁ、手分けして探さね?これじゃ効率悪いしさ。」
傑「確かに。じゃあ私は左から回って探してみるよ」
悟「おー、頼んだ。」
しょうこは何処だろう。なぜか、視界がぼやける。
夏バテしてしまっただろうか。
傑「ん”…。身体だるいな…熱中症か、あるいは夏バテ…」
傑「だるいのは嫌いなのに…体調管理しっかりするんだったな……」
すると近くの木陰に1人の子供を見つけた。
暑さでやられているみたいだ。
水をあげなくては。
でも何故高専内に子供が………
夏油は子供の元へと足を進めるも、
途中で意識が途切れた。
傑(?)「ねぇ、君大丈夫?」
傑(?)「どうしてここに居るのかな?」
子「あのねあのね、ここにはパンダさんがいるって聞いたんだ!」
傑(?)「あぁ、パンダか…」
傑(?)「パンダに会わせてあげようか?」
子「いいの?!やったぁ…!お菓子あげてもいーい?」
傑(?)「もちろんさ」
夏油(?)は子供の手を引く。
柔らかく小さな手。すぐに折れてしまいそうな手。
子「お兄ちゃん…?どうしたの?パンダさんは?」
子「お兄ちゃん??大丈夫…?疲れてる…?」
傑(?)「大丈夫、大丈夫。ほら、こっちだよ。」
子「……うん!!」
気づけば子供は居なくなっており、高専入口まで来てしまった。しょうこは見つかっただろうか。
後ろから軽い足音が響く。
悟「傑!!硝子いたよ!」
傑「本当かい?よかったよかった。」
傑「ところで、小さな子供を見なかったかい?」
悟「子供?見てないけど。」
悟「居ないだろ高専に子供なんて」
傑「そうかな…疲れてたのかも。」
悟「よし!行くぞ!」
傑「うん。」
2人は硝子の元へと駆け足で向かい、アイスクリームを買った。
事件は高専に帰ってきてから起こった。
高専の一際目立たない角部屋で、子供の遺体が見つかったらしい。それを聞いた時、五条と夏油は鳥肌が立った。
悟「なんで、子供が…」
悟「傑の言ってた子供は……この子の事?」
傑「そうだ…この子で間違いない……」
悟「高専内に犯人がいるって事だよな、」
傑「そうなるね…」
悟「見つけ次第殺さないと、やばくね…?」
夏油は静かに頷く。久しぶりに困った表情の親友が目前にいる。何故だろう、、無性に、、
少し驚いた。急に脳裏に聞こえたこの単語。
なんだろう聞き覚えがある。自分の声な気がする。
傑「……??」
悟「傑どうかした?」
傑「いや、なんでもないよ。」
傑「早く犯人が見つかるといいね。」
悟「そうだな。」
夜。
2人は余り心地よく眠れぬまま、布団へと潜り込んだ。
2話終わりです。♥️ありがとうございます😀
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コメント
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分かってしまった…