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仕事の最中以外は甘え度高めな元基に対して、若井は丁度いい距離感で、とても自然体だ。
年上と思われてないのは感じてる。 番組でも言ってたし。
思わずオイ!的な突っ込み入れましたよ。
それすら若井は聞いてなかったけどね…
目線的には丁度見やすい位置だし、インタビュー中たまに両端同士で話が弾むと元基が微妙な顔をする。
恐らく頭上で視線が行き交うと、そこへ入るには足りないのだ。
背が…とは言わないです。言えない。
「ちょっと。ねえ」
最近僕らが何故かまた伸びていて、それをかなり気にしてたからな。
背伸びまでして可愛いよねえ。 言えないけど。
「ねぇ!!聞こえてるの!ひとりごとがぁ!!!」
「わ!びっくりしたぁ…」
ただでさえ声量があるのに真下から怒鳴られるとかなりの迫力。
耳元じゃなくて助かった。ごめんねだけど声量お化けだから背の差に助かった~と安堵する。
そう思った瞬間、はぁ?!という声がした。
「うるさ…っなに?なに?」
まずい。全て呟いてしまってたかな。
いつもは下がりがちな眉尻を上げ、ちょっと負けん気の出てる表情でキャンキャン怒るワンコが睨んでくる…
「それはさぁ、ほら、仕方ないよ。足は大きいんだけどねぇ」
フォローのつもりなのか、いつもフォローにならない言葉を投げてくる若井にオオイ!と目を向ける。
「ちょっ…やめて…足は、ってなに…」
たまにわざとなのかな?と思うほど笑顔で地雷を踏みまくる若井へ、お怒りワンコの視線が向く。
意外と細かい所は気にせず言う若井に対して、珍しく頭が追いつかなかったようだ。
一瞬言葉が出ないように詰まった後、はああぁ?!と飛びかかって行った。
実は密かに感じている…
元基は僕に突っ込みを入れる際に加減してくれてる時がある。
年上だからか親というか兄的だからか、気遣いしてくれてる気がする。
相手が若井だと容赦なく突っ込みしてて面白いんだけどね。
気にせず笑う若井をグーにした手で小突く元基を眺めた。
今日も平和だなぁ。