心地良く寝ていると何やら頬に冷たい感触
『、?』
不思議に思って目を開けると
ニヤっと笑っている愛しの猛がいた
「よォ、サボり女」
『彼女に対して失礼、』
「彼氏様がアイス買ってきてやったんだぞ」
という猛の手にはパピコが。
『…ありがと』
パピコを咥えてる猛があまりにも色っぽくて
気をそらすように口にパピコを入れる。
甘い葡萄の味が口の中に広がる
いつの間にか頬にたくさんパピコが入っていた
その膨らんだ私の頬を悪戯っ子のようにぷにぷに触る彼の手は、アイスのおかげで冷たかった
「寝坊したからヤケになってンのか?」
『、違うし。まず猛が起こしてくれれば、』
「余りにもスヤスヤ寝てるもンだからよォ」
とまたニタニタ揶揄う。
揶揄ってくるわりに嬉しそうな顔も浮かべるものだから、その無邪気な顔にまたときめく。
いつの間にか食べ終わったパピコの味の残る口で、愛おしい彼に口付けをした。
『…好きだよ猛。』
「ンだよ。いきなり、」
と少し照れる彼もとても可愛くて。
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