紫苑

涼しい風が力強く吹いていた。何年立っただろうか、余り覚えていなかった。 あんなに退屈だった座学が短く感じる程、私は何かに悩まれていた

「我做错什么了吗？（私は何か過ちを犯したのか）」

こんな事しか考えれなかった。きっと酷い事をしてしまったので、神様が怒った。きっとそうなのでしょう…

「我最近没有去过神社。如果你因此生气，我很（最近は参拝をしていない。其れに怒っているのならごめんなさい）」

私はさっと立った。場所は座学室

此処から神様のとこへ行くのは時間がかかる。面倒事はやらない選択肢を取るが、どうしたものか今すぐにでも参拝へ行きたくなる。幼い頃は神を信じ、美しい物一番に参拝をしていた

「自从那人去世后，我就再也没有勇气去参拜神（あの人が居なくなってからは、参拝をする勇気も出ない）」

私はとても落ち込んでいた。気分はどん底に落ちていた

「宇素香、讲座开始。就座（ウースーシャン、座学が始まる。席に座れ）」

この声を聞いたのは何度目だろうか。

「……是的。我马上就去。（はい。今すぐ参ります）」

(如果是那个人……如果是那个人，我会乐意去（もしあの人なら…あの人なら私は喜んで座学をしていただろうか）)

そんなことを考えながらも私は先についた。いつもの眠くなるような声で話は始まる。退屈で退屈で仕方がなかった

(我没有精力一遍又一遍地做这件事。（私には、此を何度も繰り返す気力は残っていないぞ）)

とほほ…と気分は沈んだ。

「最近这里出现了一个可疑的人物。防范（此処最近怪しい人影がうつる。警戒をするように）」

「老师，那个可疑人物是什么？（先生、怪しい人影とは）」

「很久以前，有人以不好的方式为自己赢得了名（昔、ある者が悪い意味で名を残した。その者と何か関係しているのではと言われている者がいる）」

「那是什么？（何だ其れ）」

少し驚いたが、この情報には凄く興味が湧いた。

「但你必须巡逻这些地方。（だが、そんな所を見回りをしなければならない）」

先生がそういうと、みなは口を揃えて

「为什么？（何故だ） 」「你疯了？（頭が狂っているのか）」「你太大胆了，居然在那样的地方巡逻。（そんなとこを見回りしろとは命知らずめ） 」等と騒いでいた

誰も怯えて足が出ないのであれば私が行こうとしよう。ついでに街の人には聞きたいことがある。聞いて回ろう

「是的，老师。那个就交给我吧。（はい、先生。その件に関しては私に任せてください）」

歓声がどっと湧いた。(这很奇怪吗？（可笑しな事か？）)と私は首を掻いた

「…我明白。对于这个事情宇。我会把它留给你（……分かった。この件は宇素香。お前に任せるとしよう）」

「谢谢老师。（先生、有難う御座います）」

私は先生に向かって丁寧に会釈をした。