ヘリの中でチョコラータに負けてジョルノが犯される。ミス←ジョル前提。
ローマの上空で、異様な程大きい植物に縛られたヘリの中、ジョルノとソイツは睨み合っていた。
しかし、ソイツの瞳には明らかに笑みがあった。そしてその笑みの理由を、ジョルノは身体で理解しつつあった。
「身体が…熱い……」
ジョルノの口から唾液のように零れ出した言葉を聞き、ソイツの瞳に隠された笑みがハッキリと出てきた。
そういえばヘリに入った時から何か変だった。ヘリの中に不自然な匂いが充満していたし、視界をぼやかす霧が立ち込めていた。
今にも倒れそうな程熱が上がったところで、ソイツは、チョコラータはジョルノに近づいて言った。
「身体が辛いんだろう?無理しちゃあ駄目じゃあないか。」
チョコラータが僕の腕を掴んできて、振りほどこうとして、そして……
起きた瞬間、違和感に気づいた。
視界が暗闇で、しかも両手首がくっ付いて動かない。
「ここはどこだッ!僕にこんな事にしたのは誰だッ!」
「起きたかジョルノ。」
聞き覚えのある声だ。
「お前を拘束しているのはお前で実験をする為だ。」
「実験だと!!何をするつもりだ!!」
「ククク」
チョコラータが嫌な笑いを見せた。いや、聞かせた。
「お前の精神をぶち壊す実験だよ!」
「お前の精神の中に美しい希望を見た。その希望をぶち壊したら、どんな姿になるんだろうなァ!」
すると突然チョコラータがジョルノの下半身を丸出しにした。
ジョルノは下半身が外気に触れた途端、身体の中が疼いた事に違和感を覚えた。
「気づいたかな?お前の体に薬を打ってやったことに。」
「薬だと…まさか、」
「麻薬では無い。だが、限りなく近いぞ。」
「でも安心しろ。これを打たれたヤツは、皆幸せだった。」
「まあでも、精神はぶっ壊れていたがなァ!」
ジョルノは自身の想像よりも最悪な事態になってしまったことを悟った。
そしてジョルノは喉の奥に「いやだ」という声を溜めながら、足でチョコラータを蹴ろうとした。
しかし、蹴ろうとした足を掴まれ、股を開かれてしまった。
股を開かれた直後に、ブブブと機械のような音が鳴ったのに気づいた。
「おい待て!やめてくれ!」
そんな声も虚しく、チョコラータが手に持っている機械を、男なら使われるハズの無い孔にぶち込んだ。
「うああぁッ!いッ」
「なあ、降参したくなったら、言ってくれよ?」
「その玩具はきっとお前を快楽に堕とそうとする。しかし、その玩具だけではお前は完全には堕ちない。」
ジョルノは内心、これが快楽だとは全く思っていなかった。むしろ苦しいだけで、本当は拷問器具なのでは無いかと思うくらいだった。
「痛いッ!外せ!」
「そんな事を言えるのも、今だけさ。」
ジョルノが苦痛に耐えてる中、玩具は孔の奥へと進んでいた。そうしているうちに、ジョルノの孔が「ゴリュ」と音を立てた。
「あッ…ぃや!」
「おやァ?どうしたんだジョルノ。そんな声を出して。」
「くそッ…あがっ!おッ」
悪態をつくジョルノを笑うように、玩具はジョルノの弱いところをゴリゴリ刺激し続ける。
彼自身の肉体が快楽を求めているのか、無意識のうちにジョルノは腰を浮かし、揺さぶっていた。
「なんて滑稽なんだ!ついさっきまで悪態をついていたくせに、自ら腰を振るなんてな!」
「お前の性器、ビンビンになってるぞ?触っただけで達してしまうんじゃあないか?」
「はぁ…うっ!い…っ!」
唇を噛みながら達するのを我慢していたが、チョコラータが性器を嬲り出して堪らず達してしまった。甘い嬌声をあげてビクビクしているジョルノはまるで女のようだった。
そんなジョルノを無視して玩具はジョルノを快楽の沼に向かって押し続けた。
「我慢するのは辛いだろう。ほら、私にねだってみろ。『イかせてください』ってな」
「ふざけるなぁ…いやっ、あぁっひう」
ジョルノが快楽に堕ちる事を拒もうが、お構い無しに玩具とチョコラータはジョルノを2度目の絶頂へと誘う。
「いっ…ゃっ、イくぅっ!み、ミスタぁ…! 」
「やはりあのミスタとかいうヤツとデキていたのか。いや、片思いか?」
「クク、これは面白い。是非ともミスタに、見せてやりたいなァ」
「ミスタはヘリの下にいる。ドアから見せるより、ミスタをヘリの中に誘った方がいいだろう。」
「は、はぁ…ゃ、やめて」
チョコラータはまるで声が聞こえていないみたいだった。チョコラータはジョルノの腹に刃物を深く刺した。
「うっ…うがぁっ!」
ジョルノは悲鳴と喘ぎ声が混ざったような叫び声をあげた。
「テメェ、ヘリの上でジョルノに何しやがったんだ!!」
「それを知りたいなら早く登ってこい。」
「あぁ、向かってやるぜ!」
「登るな…ミスタ!」
ミスタが自分を助けに来る。それはジョルノにとって、凄く嬉しいことだ。しかし今この状態のジョルノを見たらミスタはどう思うだろう。
ジョルノは思った。「ああ、僕の恋は終わりなんだ」と。
「…ううぅ」
ジョルノはもはや抵抗力すらほとんど無くなっていた。
そしてとうとう、ミスタがヘリまで登ってきてしまった。
不幸中の幸いと言うべきか、ジョルノはヘリの奥に居たのですぐには見られなかった。
「ジョルノはどこだ!」
「ジョルノならここにいるじゃあないか。」
ジョルノは涙すら流さず、ただ体を震わせていた。彼はもはや開き直ったのか、「どうですか、幻滅したでしょう?」と言わんばかりの態度でミスタを見つめた。
「テメェ…」
「よくもジョルノをこんな格好に!」
「私に銃弾をぶち込むつもりか?お前が撃った瞬間、コイツを殺す!」
そしてジョルノは刃物を深く刺されたせいか、意識を失った。
「おいジョルノ!」
「……ミスタ?」
2人はヘリの下で見つめあっていた。
どうやらミスタがアイツを倒したらしい。
「ミスタ。君に恥ずかしいところを見せてしまいましたね。気持ち悪かったでしょう。」
「ああ、気持ち悪かったな。カビ野郎は。」
「いえ、そうではなく…」
「僕はチョコラータに負けた挙句、あんな事されて、」
「情けないですよね。すみません。」
ミスタはジョルノの泣きそうな顔を下から覗いて言った。
「おめーは何も悪くないってーのに、なんでそんなに責める必要がある?」
「他の奴らには言わねえから安心しろよ。」
「……ありがとう。やっぱり僕は貴方が好きだ。」
ついうっかり気持ちを伝えてしまった。失敗したと思ったジョルノは、ミスタから顔を背けた。その時、ミスタが急に顔を合わせるようにに回り込んできた。
「お前は自分に正直じゃあねーなァ。」
「好きなら好きって言えよ。お前は色々と抱え込みすぎだぜ。」
「だ、だってあんたノンケでしょう?!そもそも愛情表現を表に出しすぎるのは恥ずかしいですし、もしフラレたr」
「はいはい一緒に練習してこうなー」
「というか、それってあんたも僕の事好きって事ですか?」
「好きじゃあなかったらヘリに登ってあの変態カビ野郎をボコボコにしてねーよ」
ジョルノは驚愕しすぎてしばらく黙った。
「……ミスタの事好きです。ずっと一緒に居たいし、恋人にもなりたいです。 」
「おっ!言えたじゃあねーか。偉いおクチには ご褒美をあげよう。」
甘くて優しいご褒美を受け取って、ジョルノは熱でもあるみたいに、ミスタに身体を委ねた。
「俺も好きだぜ。」
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