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⚠ ⚄ × ⚃ の物語です。
⚠ ノベル初心者なので暖かい目で見てください。
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ここは静かな村
あまり音も立たず
人も少ない場所
そんな村にはある1つの伝統行事がある
それは
満月の日にしか行われない祭り
でも俺はその行事が嫌いだ
別に理由はただ退屈、それだけだ
おじさんとおばさんが太鼓などを叩いて踊ってる
まだ若い俺は家でゲームをした方がマシだった
だから俺はその行事から抜け出した
村からあまり出た事がないから道は分からなかった
そしたら案の定迷っちゃって
桃 「ここ何処….ッ、」
そう独り言を呟くと
「なぁ、迷子?」
桃 「うわッ、!?」
知らない誰かに話し掛けられた
話し掛けてきたのは青髪の青年で
心配そうにこちらを見ていた
「あぁ…ごめんな、びっくりさせてもうて…」
桃 「ぇと…誰、?」
「ぁ、ごめんな…名乗らんとただの変質者よな、( 笑」
青 「いふ、猫宮いふ。賽ノ目村に住んどるんや」
桃 「賽ノ目….?」
賽ノ目村は俺が住んでいる村だった
だけど今までで一度も彼を見た事がない
桃 「あんたのこと….見たことない、」
青 「あ ~ 、w 俺村の外れたところに住んどるんよ、やから知らないかもな( 笑」
桃 「いやいや ッ、それでもお祭りが、…」
村の外れの住んでたとしても祭りに来るのは当たり前だから会ってるはず、
青 「物心着いた時からお祭りから逃げとった、( 笑」
青 「嫌で嫌で退屈で….( 笑」
桃 「そう…なんだ、( 笑」
青 「どうせお前もそうやろ、?w 村の祭りが退屈だったんやろな」
桃 「うん…そうだよ、正解w」
桃 「…あと、ないこ」
青 「…?」
桃 「お前じゃなくて、ないこって呼んで」
青 「…!( ニコ」
「おん、」
青 「それでな___?w」
桃 「ぇ何それウケるw」
そこから色々な話をした
家族の話
村の話
お祭りの愚痴だって話した
話が盛り上がっているところで、村の鐘がなる音が聞こえた
青 「あ….、」
桃 「そろそろ帰らないと…だよね、( 笑」
青 「…せやな( ニコ」
2人で同じ方向に向かって歩いた
そこでも話は盛り上がって
もっとここで話していたい、って思った
でもそんな時間はあっという間に過ぎていって
青 「じゃあ俺、こっちやから」
桃 「あ…、」
そう彼が歩き出した瞬間、勝手に声が出てしまった
桃 「….ッねぇ!」
彼は驚いて振り向く
桃 「また…話せるよね、」
青 「….( 笑」
「満月の日、またここで待っとるな( ニコ」
桃「….!」
俺は安心して家に帰った
それからも俺らは満月の日に会っては色んな話をした
だけどそんな幸せな日々も長くは続かなかった
青 「あのな…、ないこ、」
「俺…、引っ越すことになってん」
桃 「は…、?」
信じられなかった
いや、信じたくなかった
もう会えなくなる
そう思うと胸が苦しくなって
気付けば
桃 「嫌だ…ッ、」
そう口にしていた
その様子を見兼ねたのか、彼はこう口にした
青 「絶対帰ってくるから、帰ってくるまで待っていてほしい」
口ではなんとでも言える
だけど彼の言葉は信じれる気がして
桃 「….分かった、」
そう答えていた
彼は帰り際
青 「月明かりの下では、俺達の絆は永遠なんやよ?絶対戻ってくるからな」
そう言った
俺は何も言わずただ頷いて、彼の行く背中を見ていた
そこから月日は経って
中学2年生だった俺は、高校3年生にまで成長した
大学生までに彼が帰ってきたら一緒に東京に行く、そう決めてたのに
桃 「難しそう…かな、( 笑」
今日は高校3年生の最後の満月の日
僅かな希望を残して彼と約束した場所に向かう
俯いて石ころを蹴りながら歩く
あ ~ 、まろと石ころ蹴りながら村に戻った日とかあったな、( 笑
ドンッ
前を向いて歩いていなかった為
誰かにぶつかってしまった
桃 「あ、すみませ….ッ、!?」
即座に謝ったが、相手の顔を見た瞬間固まった
桃「…..ッ( ポロポロ」
桃 「ま…ろッ( ポロポロ」
青 「も ~ 、 ないこは泣き虫やな( 笑」
「ただいま、ごめんな遅くなって」
桃 「グスッ…遅いよッ 」
青 「ごめんな、ほんまに( 笑」
「でも言ったやろ?」
月明かりの下では、俺達の絆は永遠なんやよ
青「ってな( ニコ」
桃 「…!」
「ねぇ、まろ」
青 「ん?」
桃 「一緒にさ、東京…行かない?」
「東京で…暮らそうよ」
青 「…!行きたい、やけど一緒に暮らすならせめて付き合ってる人とがええな、」
桃 「…そっか、」
青 「やからさ…ないこ、」
「俺と付き合って欲しい」
桃 「へ…、!?」
信じられなかった
嬉しくて嬉しくて仕方がなくて
勿論返事は
桃 「よろしくお願い…します、!」
青 「…!ほんまッ、!?」
桃 「うん、!」
青 「ふふ、w 嬉しいわぁ、じゃあ…東京行く準備、しようや」
桃 「うん、!」
こうして、俺らの関係は月明かりと共に続いていく
月明かりの下で
End