炭酸の強いラムネは涙の味がした
年齢操作あり
学生パロ
🐱×🤧
sn「付き合ってください!!」
kr「えっ、」
そんな声が聞こえて後ろを振り返った。
もしかして自分に、なんてそんな期待を添えて。
でもそんな期待はすぐに無くなった。
mb「…ごめんなさいっ、」
mb「今は、勉学に集中したくて、っ」
すこし喜んでしまった自分が憎い。
人の不幸を喜んではいけない、なんて
誰でも知ってるはずなのに。
sn「そう…ですか…、こっちこそ、ごめんなさい」
これ以上の会話は覚えてない。
覚えてる会話も記憶から消し去りたかったけど、
そう簡単には行かないみたい。
日がだんだん落ちてきた頃、
日常組のみんなでしにがみくんを慰める会をした。
pn「いや~しにがみ好きな人いるんだな~」
sn「ぼくでも好きな人くらいいますから!」
tr「意外~」
sn「そういうぺいんとさんはどうなんですか?w」
pn「なんでちょっと笑ってんだよw」
pn「いやまぁ……いるけど……」
tr「いるの?!ぺいんとに!?」
pn「好きな人のひとりやふたりくらいいいでしょ!?」
sn「トラゾーさんはイナリさんがいますもんね」
tr「唯一のリア充ですから」
sn「うわ…なんか負けた気がする…」
pn「くっそリア充め!!!幸せになりやがれよ!!!」
sn「応援しちゃってるってw」
tr「んふふありがとうw」
tr「クロノアさんはいないんですか?」
pn「クロノアさん、?」
kr「っえ、…あ、」
気付いたら涙が出てた。
せっかく皆で買ったサイダーに
大粒の涙からポロポロ入ってく。
sn「どうしたんですか、!?」
sn「なんか、嫌なことでもありました…?」
心配してくれる目が、
紫で綺麗な目が、
いつもなら嬉しいのに、
なんで、
どうして、
kr「…苦しいの、っ」ボソ
tr「クロノアさん…?」
kr「グズッ、ごめんね、急に泣いちゃって、」
pn「いやいや!こういう時こそ頼ってください!」
sn「そうですよ!ぼく達は4人で1人ですから!」
tr「そうそう。辛いことがあったらいつでも言って」
kr「ありがと、みんな、」
tr「…さ!そろそろ暗くなるし、帰ろっか」
pn「ちょっとまって、まだ飲みきってないから、」
kr「自分もまだ残ってる、」
そういって急いで瓶に入ったラムネを飲みきる。
少し炭酸が強くて、飲むのに苦戦したけど、
数分で飲みきることが出来た。
_炭酸の強いラムネは涙の味がした
tr「クロノアさん、少し話があるんですけど」
[完]