こんにちは!春夏💎🍣です!
初めてのノベル小説です!
題名は、「桜の木の下で、貴方と透明な恋をした。」と言う小説です!
今回は、白様×水様です!
気に入っていただけたら嬉しいです!!
...第一話 【出会い】
二度目の春が訪れた。
僕は今日、高校生になる。
僕が通う高校、「私立櫻葉名高校」の校庭には、綺麗な桜の木が植えてあった。
僕は、綺麗に咲き舞う桜に魅入ってしまった。
僕は、桜の木の方に足を動かした。
そして、桜の木に、ソッと手を当てた。
「…綺麗……」
ボソッと、無意識にそう口にしていた。
その時ーー。
『そうやろ〜?綺麗やよな〜』
どこからか、男の子の明るい声が聞こえてきた。
「っ!?」
僕は辺りを見渡した。
だが、僕以外、桜の木の近くには誰もいなかった。
気のせい、かな……?
僕は一旦、ス〜ッと息を吸って、深呼吸をした。
そして、桜の方に視線を向けた。
その瞬間ーー。
『バァ〜!』
「きゃぁぁぁぁぁぁ!?!?」
突然目の前に、男の子が現れて、僕は声を上げた。
『あははっ!ww「きゃぁぁ!?」ってwあははっ!ww』
彼は、僕の反応が予想外に面白かったのか、ずっと笑っていた。
な、何なのこの子……!?
「あ、貴方は誰ッ…?」
『俺?俺は、幽霊やよ〜』
……………え?
ゆ、ゆゆゆ幽霊!?!?
「そ、そんな訳ないでしょッッ!?なら、今僕が話してるのは、もう死んだ人って事!?」
『まぁ〜そうやね〜』
う、嘘ッッ!?ぼ、僕、幽霊が見えてるの…!?
『なあ〜、君、名前なんて言うん?』
「僕?僕は、稲荷ほとけ…」
僕は、恐る恐る、彼の問いに答えた。
『ふ〜ん、ほとけって、漢字で書くんか?』
「え?う、うん…仏様の仏…」
『ほな、イムちゃんやな!』
い、イム…?
「な、何で“イム”なの…?」
『仏って、カタカナで書くとイムって読むやろ?やから、イムちゃん♪』
「…イムちゃん……なんだか特別感があって良い名前…✨ありがとう♪」
僕はそう言うと、ニコッと笑った。
『俺、イムちゃんみたいな子、初めて見たわ〜なんか、こうして話すと楽しいなw』
「っ!」
そう言って、笑った彼の顔は、生きている“人”の様だった。
「そう言えば、貴方の名前聞いてない…」
『俺?俺は〜…春風…春風って言うんや♪』
「そうなんだ…」
さっき、一瞬だけ暗い顔をした様な……?
「春風か〜…じゃあ、春くんだね!」
『っ!ええな、その呼び方♪』
そう言って、彼は僕に微笑んだ。
ーーキーン、コーン、カーン、コーン。
「あ!チャイムだ!じゃあね春くん!」
僕は春くんにそう言うと、その場を去っていった。
『………何で“僕”…あんな嘘ついたんやろ…』
次回 【友達】
...
はい!第一話終わりました!
視聴者の皆様、楽しんでいただけたでしょうか?
お話で、ルビが振ってあると思いますが、ルビの振り方いまいちよく分からないので、変になっていたら教えていただけるとありがたいです!
では、次回でまた会いましょう!!
2月20日 20:33投稿
コメント
2件
え〜!めっちゃ好きです!続き待ってます!