『 相棒と恋人になる夢を見た 』
※太中
※少し🔞の描写あり
※コンテスト作品
#るなのお題で小説
どうも!作者です!
今回は初のコンテスト作品です!主催者様はあの神作家 𝑅𝑢𝑛𝑎໒꒱ 𓏸*゜ 様!✨
そして期限ギリギリ投稿です……、本当にすみません…!!🙇🏻♀️💦
読み切りにしようとは思ったんですけど、色々没りすぎて連載にしちゃいました…。
必ず完結はさせます…!!
では!スタート!∠︎( ˙-˙ )/
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中 「 太宰… 」
顔を赤らめながら私の名前を呼ぶ、 赤い癖っ毛の同い歳の青年。
太 「 なぁに?中也 」
私は其れに対して、甘い微笑みを向けた。
中 「 あ、えっと… 」
口をモゴモゴと動かす中也も可愛らしくて、無意識に頬が緩む。
あぁ、中也は本当に愛おしい。
今すぐにでも抱き締めたい衝動を抑えながら、其の綺麗で深い青色の瞳を見つめる。
然して、少し首を傾けながら問い掛けた。
太 「 中也?如何かしたのかい? 」
中 「 っ、…ぁ、のさ…! 」
中 「 好き…っ! 」
太 「 ……!、 」
太 「 ふふっ、有難う。私も大好きだよ 」
中也が好きと云ってくれて、私も好きを伝えられる。
甘くて溶けてしまいそうな、恋人の関係。
私達は幸せを感じながら、
お互いの唇を重ねた──────
其処で、目が覚めた。
太 「 っはぁ!はっ、はっ…はぁ…っ! 」
太 「 …え゙、何今の夢…… 」
中 「 んん〜…、朝から五月蝿ェよ太宰… 」
隣で唸り声を出すのは相棒の中原中也。
現在、上半身裸である。
中 「 ふぁ〜、あ。手前激しくし過ぎだろ… 」
中 「 お陰で腰が痛ェんだけど 」
太 「 …ねぇ中也、 」
中 「 あ〜?ンだよ 」
太 「 ……私達の関係って何? 」
中 「 はぁ?そりゃ相棒…兼、セフレだろ 」
太 「 あ、うん…だよね。 」
中 「 何の質問だよ…、
俺は先に行ってるからな 」
太 「 …スゥッ…… 」
相棒(兼 セフレ)と恋人になる夢を見た。
きっかけは、少しの出来心だった。
太 「 っは、ぁ…ッ 」
中 「 ん…っ、あぁ……ッ♡ 」
この仕事柄、異性と関わる事なんて程んと無かったし、ましてや恋人を作れるような平和な仕事では無い。
だからお互い欲が溜まっていた。
太 「 ちゅーや…ぁっ♡ 」
中 「 あっ…♡きもち、…ッ♡♡ 」
私達は相棒。
体の関係を持ってしまった、少し歪な。
恋愛感情何て無いし、大嫌いだし、毎日の様に嫌がらせを考えるような相手。
でも、欲を満たす事に関しては打って付けの相手だった。
まぁ、其れも、お互いの恋愛感情が無かったからなのだけど。
え?何でこんな事を考えているのかって?
其れは……
太 「 駄目だ……、最近中也が可愛く見えて仕方が無い 」
太 「 如何しよう、私の目腐ったのかな 」
これが、原因である。
いやいやいや、有り得ないよね?
だってあの中也を?この私が??可愛いなんて???
そんなの天と地がひっくり返るくらい有り得n
太 「 がわ゙い゙い゙(泣) 」
矢張り本心には逆らえなかった。
中也を可愛いなんて思い始めたのは、恐らくあの夢を見てからだ。
私はあの夢を一生恨むだろう。
太 「 はあぁぁぁあ゙…(クソデカ溜息) 」
部 「 ひぃッ 」
太 「 ……如何した物かなぁ、 」
私は悩みながらも仕事を進めた。
先刻から部下達が此方を見て震えている様な気もするが、まぁ勘違いだろう。
部 「 だ、誰だよ…!
太宰幹部の機嫌を損ねた奴…!! 」
部 「 知るか…!!
…俺、今の内に遺書でも書いとくわ…… 」
部 「 あぁ…神よ…、
何故私達を見捨てたのですか… 」
⬆しっかり怖がっていた部下達。
其処からは唯々仕事をこなして行った。ずっと中也の事を考えながら。
次に頭から中也の事が離れたのは、部下から心配そうに話し掛けられた時だった。
どうやら、もう仕事を全て終わらしてしまっていたようだ。
辺りは既に暗くなっている。
本当、困ったなぁ。
太 「 …あ、そうだ 」
太 「 今日は何時もの彼処に行こうかな 」
太 「 何だか会えるような気がするし 」
「送ります」と話し掛けて来た部下に大丈夫、と伝えてから彼処への道を歩き出した。
今日は居ると良いのだけど…、話したい事が沢山あるからね。
部 「 矢っ張り…、太宰幹部の機嫌が悪いと云う噂は本当だったのか… 」
部 「 だって今、顔が凄く怖かった…… 」
⬆広まる勘違い。
カランカラン、と金属が当たる鈍い音が店内に響いた。
カウンター席には一人の男が座っている。
太 「 織田作、 」
織 「 ん…嗚呼、太宰か 」
顎に少しの髭を生やした砂色のコート纏うその男の事を、私は織田作と呼ぶ。
この呼び方からも判る様に、私達は友人という間柄だ。
織田作はポートマフィアの構成員。其れも最下級構成員だけれど、此処ではそんな物関係無い。
私は何時もの様に、織田作の隣に座った。
太 「 マスター、何時ものを 」
そう云うと、カウンターでグラスを拭いているマスターが「畏まりました」と一言。直ぐに酒の用意を始めてくれた。
私は左の空いた席を見る。
太 「 おや、今日は安吾は居ないのだね 」
織 「 そうだな。
取引にでも行っているんじゃないか? 」
太 「 あぁ…、そうだね 」
其処から数分間、今日あった出来事や仕事の愚痴などの他愛ない話をした。私は成る可く何時も通り話した。
だが、流石織田作と云うべきか…。否、私の挙動が余りにも不振だったのか。
織 「 太宰、何かあったのか? 」
太 「 ゑ、 」
織 「 …成程、 」
太 「 辞めてッ!私をそんな目で見ないでくれ織田作ッッ! 」
洗いざらい話した。
辞めてくれ織田作、その視線にはどんな感情があるのか判らないけど何か凄く、うん。
とても良くない事を考えて居そう。
太 「 如何すれば良いんだ… 」
織 「 あー、あぁ…そうだな…… 」
織 「 だが太宰の話を聞いた所…、太宰は中原を好いているのではないか? 」
……え???
いやいや、確かに中也は小さくて小動物みたいで可愛らしく思ってしまうのかもしれない。
そこはもう人間の本能的な何かが働いてしまうのかもしれない。
だけどそれで中也を好きって事になるの…?
太 「 …否、いやいやいや…、え? 」
私は中也が好きなの…?
太 「 ……あ〜…、そうか…。そっかぁ… 」
私は中也が好きなのか。
太 「 すっっっっっっごい厭だ…… 」
織 「 ……大変だな、 」
その日は普段より酒を飲んだ。
織田作に心配されるくらい。
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はい!今回はここまでです!
今回のコンテストには他にも参加者様が居らっしゃるので、皆様ぜひ見に行ってみて下さい!
因みに私はこの連載を終わらせてから見る予定です!!
じゃないとストーリーが似てしまいそうなので…、影響受けやすいんですよ…
るな先輩!こんな楽しいコンテストを開いてくれてありがとうぅぅ!
るな先輩の作品も絶対見るからね…!ちょっとこの連載終わらせるまで待ってて下さいぃぃぃ…!!
では!また次のお話でお会いしましょう!
コメント
39件
この設定好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!! 良いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!
もっと早く見たかったっ…!! とりあえずまあ、大好きだわ() 恋愛感情に抗えない不器用だざむ尊いわ(?)そして流石織田作って感じw好きです() 神作の予感…というか既に神作!!続き楽しみに待ってるよぉぉお!!