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カンヒュノベルまとめ

第2話 - カナアメ🇨🇦🇺🇸曲パロ死ネタ [解釈・考察]

2025年02月06日

#カントリーヒューマンズ

#インイギ

#カナアメ

INTERNET辞められないw

タイトルの通り以前投稿した

カナアメ🇨🇦🇺🇸曲パロ死ネタ

の考察とモチーフとなっている『エンゼルケア/いよわ』に対する私なりの解釈を書いていこうと思います。

※いよわさんはこの曲を別のラストジャーニーという曲に紐づけているますが、今回はその曲やアルバムに入っている曲同士の関係は無視します

<エンゼルケアとは>

エンゼルケアとは、亡くなった人の身体に対して行う死後の処置全般を指します。

具体的には、死化粧,死体の清浄,死装束への着替え,(宗派によるが)旅支度などのことで、医療機関内で死んだ場合は医学的知識を含む処置をします。また、家族・親族がエンゼルケアを行う場合もあります。

とここまでが一般的に用いられるエンゼルケアの意味です。エンゼルケアのやり方は検索ドライブで調べれば出てきます。

なぜこう前置きしたかと言うと、確かにエンゼルケアは亡くなった人の身体に行われる処置だが、それ以外のことも語彙に含んでいるのではないかと考えたからです。

つまり、エンゼルケアには身体的に行われる処置以外に心理的に行われるものもあるのではないか、ということです。

例として、『あなたの親が重い病気で入院,入院先で死んでしまった』としましょう。

この場合、あなたは死体の処理は医療機関(入院先)に任せて、通夜・葬儀の手引きをしますよね。

ここで質問ですが、何故あなたは通夜・葬儀の手引きをするんですか?

死体の処置は医療機関に任せているので実質、あなたはそれをする必要がありませんよね。

そもそも論ですが生物的な言い方をすれば、死体に処置をすることなく放置しても、死体は勝手に細菌等の分解者により分解され、いずれ地に戻ります。火葬,埋葬などもその分解の方法に人の手が加わったかどうかの違いだけです。

あなたが行動せずとも、死体は勝手に地に戻っていくんです。

じゃあ何故通夜・葬儀があるのかというと、その背景には死んでしまった人を尊重するという感情があるからです。

通夜・葬儀の意味には、

通夜…故人と最後の夜を過ごすことで故人を偲ぶ儀式

葬儀…遺された家族や知人などが一堂に会して故人を弔う儀式

とありますが、説明にもある通り故人を偲ぶ,弔うといった故人を尊重する考え方が根底にあります。

実際にエンゼルケアの方法の中に、相手の気持ちを尊重するという項目が入っているところもあります。

長々と話しましたが、まとめると

通夜・葬儀は相手を尊重するという考えに基づいており、エンゼルケアとは身体的な処置以外にも、相手を思いやる,尊重するといった(通夜・葬儀などの)心理的処置もある

ということです。

また、その心理的処置を先程は通夜・葬儀として例えましたが、別に他のことであれ相手を尊重するという考えがあれば、それも言い様によってはエンゼルケアの心理的処置に入ると考えることもできます。

ここから転じて、私個人の考えですが

エンゼルケアには身体的処置だけではなく、心理的処置も入っており、心理的処置は相手を尊重するという考えに基づいている。心理的処置にはその考えに基づいているものであれば該当するので、故人を偲ぶ,弔う,また、故人を想像する,思案するといったこともエンゼルケアである

と言えます。

<私が思うエンゼルケアの解釈・考察>

エンゼルケアの意味を確認したところで、歌詞を見て貰おうと思います。⤵︎ ︎

<エンゼルケア/いよわ歌詞>

青い水面の上　静かな世界を滑っていく

未練は一つだけ　だからここまで来たの

お気に入りの小説はつまんなくて

そんな違いも愛おしい　あなたが浮かんだ

何度生まれ直しても償えないんだろうね

救えなくてごめんね

見捨ててごめんね

薄れゆく感覚で寂しさを味あわせちゃったよね

ああ、積み重ねた命ごっこの最後だけは

あなたのために使おうと決めてたの、良いでしょう？

傷ついたその顔にとびきりのエンゼルケアを

崩れていく前にそっとハグを

青い水面の上　静かな世界を滑っていく

黒くない花は町に残ってなかったよ

お気に入りの音楽も動物も合うわけじゃなかった

でもその分心の奥があなたで満ちていた

きっと全部これまでのことは悪い夢で

空の上じゃないところに救いがあって

話せなくてごめんね

隠れてごめんね

いつまでも臆病で想うだけしかできなかったんだ

ああ、罪重ねた命ごっこの最後だけは

あなたのために使おうと決めてたの、良いでしょう？

傷ついた思い出にとびきりのエンゼルケアを

崩れていく前にそっとキスを　代わりに

ごめんね

救えなくてごめんね

見捨ててごめんね

灰になるその瞬間　最期まで一緒にいるからね

ああ、世界が壊れていくよ

だいすきだったよ

花に色がついた

あなたを迎えに来た人が私でごめんね

長かった旅は終わった

<歌詞の用語の確認>

エンゼルケアの説明より、

あなたが(頭の中に)浮かんだ,ハグ,キスはエンゼルケアであると言えます。

また、この曲全体の内容は相手への語りかけとなっているので、そもそも曲自体がエンゼルケアです。

<解釈・考察>

この曲は歌詞を語っている人(今回は”私”とします),あなた(こっちは”相手”とします)しか登場人物がいません。

また、”私”視点でしか語られていません。(“相手”が何をしたか、どういう感情なのかが語られていない)

つまり一方的に行動しているわけですね。

ここから転じて、私はこの曲を”私”が過去に”相手”にしてきた行動を悔いて贖罪をする物語と解釈しました。

ここでの『贖罪』もエンゼルケアを意味します。

さて、物語の方向性が『贖罪』であることが分かりましたが具体的に”私”は何をしてしまったのでしょうか。

一般的な考察と私個人の考察などからして4つのパターンがあります。

①”相手”は何かの要因で死亡、”相手”が死ぬ前に何か行動すればよかったと後悔する”私”

②”相手”よりも先に死んでしまった”私”が死ぬ前に何か”相手”のために行動すればよかったと後悔する

③(私個人の考察)“私”と”相手”で心中しようとしていたが”私”だけが助かってしまい、”相手”と一緒に死にきれなかったことに後悔、そのことを”相手”に贖罪する

③’(③の”相手”が天使のパターン)

ひとつずつ解説していきます。

※歌詞は《》

①”相手”は何かの要因で死亡、”相手”が死ぬ前に何か行動すればよかったと後悔する”私”

これが一般的な考察です。YouTubeに上がっているエンゼルケア/いよわの動画のコメント欄内で一番多かった考察です。歌詞通りに想像して、身近な例で例えるとこうなると思います。

《傷ついた〜とハグを》

→”私”が”相手”にエンゼルケアをしている

《黒くない花～残ってなかったよ》

→葬儀のための花を選ぶが”相手”が死んでしまったことがショックで全てが黒く見える

《灰になる～るからね》

→”私”が”相手”を火葬する,火葬するところを見ている

このように①を裏付けるような歌詞があります。

また、《救えなくてごめんね見捨ててごめんね》,《話せなくてごめんね隠れてごめんねいつまでも臆病で想うだけしかできなかったんだ》という歌詞から、”相手”はいじめられていて”私”は傍観者だったと考えられます。

この考えに基づくと、こんなストーリーが考えられます。

“相手”は第三者からいじめられていて、その辛さに耐えれず自殺。いじめを止めようと思っていたが行動出来なかった”私”は絶望し悔やむ。悔やんだ結果”私”も自殺した。天国(空の上)で”私”は”相手”と再会できた。

なんだかんだでこれが一番しっくりきますね。

②”相手”よりも先に死んでしまった”私”が死ぬ前に何か”相手”のために行動すればよかったと後悔する

①の”私”と”相手”の立場が逆転すると考えます。

何かの要因で先に死んでしまった”私”が天使となり、置いていってしまった”相手”に贖罪するといったストーリーになります。

②におけるエンゼルケアとは、上記で説明したエンゼルケア、ではなくエンゼル(天使)が行うケアのことです。

先に死んで天使となった”私”が天国から”相手”の今後を見守る、といった感じです。

私はあまりこの解釈は好きではないです、時系列と関係性,歌詞の意味がごちゃ混ぜになるんで。ただ、YouTube動画のコメント欄や②のように考察してる人もいたので紹介しました。

まず先に断っておきますが、この解釈では最初に説明したこの曲は”私”による”相手”への一方的な『贖罪』、ではなく”私”から”相手”への『贖罪』と”相手”から”私”への『贖罪』の2つの視点があります。あと時系列もごちゃ混ぜになるので都度解説します。

[時系列の説明]

<“私”視点>

1,“私”と”相手”は何かしらの要因で病んでしまい、二人で心中する計画を立てる

2,心中は失敗、”私”は助かり”相手”は死んでしまう

3,助かってしまった”私”が無気力になる(“私”は助かってしまったことを”相手”に謝罪する)

4,心中を決行したところで”私”が自殺する

5,天国で”私”と”相手”が再会する

<“相手”視点>

3’ “相手”が”私”に対して先に死んでしまったこと,連れて行けなかったことを”私”に謝罪する

4’ 先に死に天使となった”相手”が”私”の自殺を見守る

以上の1-5,3’,4’をふまえてもう一度歌詞を見ましょう。

<③のパターン歌詞>

(“私”視点,1)

青い水面の上　静かな世界を滑っていく

未練は一つだけ　だからここまで来たの

→”私”視点,4

お気に入りの小説はつまんなくて

そんな違いも愛おしい　あなたが浮かんだ

→”私”視点,3

何度生まれ直しても償えないんだろうね

→”私”視点,3()

救えなくてごめんね

見捨ててごめんね

薄れゆく感覚で寂しさを味あわせちゃったよね

→”私”視点,2

ああ、積み重ねた命ごっこの最後だけは

あなたのために使おうと決めてたの、良いでしょう？

→”私”視点,4

傷ついたその顔にとびきりのエンゼルケアを

崩れていく前にそっとハグを

→”私”視点,2(心中決行時)

青い水面の上　静かな世界を滑っていく

黒くない花は町に残ってなかったよ

→”私”視点,4 (黒い花:ストレスで世界が真っ黒に見えている比喩表現?)

お気に入りの音楽も動物も合うわけじゃなかった

でもその分心の奥があなたで満ちていた

→”私”視点,4

きっと全部これまでのことは悪い夢で

空の上じゃないところに救いがあって

→”私”視点,3 and “相手”視点,3’

話せなくてごめんね

隠れてごめんね

いつまでも臆病で想うだけしかできなかったんだ

→”相手”視点,3’

ああ、罪重ねた命ごっこの最後だけは

あなたのために使おうと決めてたの、良いでしょう？

→”相手”視点,3’

傷ついた思い出にとびきりのエンゼルケアを

崩れていく前にそっとキスを　代わりに

→”相手”視点,4’

ごめんね

救えなくてごめんね

見捨ててごめんね

→”相手”視点,3’

灰になるその瞬間　最期まで一緒にいるからね

→”相手”視点,4’

ああ、世界が壊れていくよ

だいすきだったよ

→”私”視点,4 or “相手”視点,4’

花に色がついた

あなたを迎えに来た人が私でごめんね

長かった旅は終わった

→”私”視点,5

このように捉えることが出来ます。

取り残された”私”と先に逝った”相手”が互いに謝罪し二人とも死ぬ事で幸せになる、といったストーリーだと解釈しました。

③’ ③の”相手”が天使のパターン

これ、一番ゴリ押し論なので理解出来ない人多いと思います泣

なんで”相手”が天使って発想に至ったかというと、歌詞中に《積み重ねた命ごっこ》,《罪重ねた命ごっこ》とあるからです。

ごっこ無しで積み重ねた命,罪重ねた命でいいじゃないですか。ごっことなるのは、天使のような人外だからじゃないかなと思いました。

あと”私”ではなく”相手”が天使なのは、”私”は積み重ねた命,“相手”は罪重ねた命だからです。

天使は罪を重ねる(神の意志に反する)と、天界から下界(人間界)に堕天し、堕天人間として生きていくようです。

もしかしたら積み重ねた命ごっこは人間界での生活を、罪重ねた命ごっこは堕天人間の生活を表しているのではないか?と。

(絶対考えすぎだし多分間違ってる

それに罪は神の意志に背いたことではなく”私”と一緒に死ねなかったことだと思う)

“相手”が堕天人間(元天使)とすると、

“私”がするエンゼルケアと

元天使の”相手”がするエンゼルケアのダブルミーニングになって面白いですよね。

あと、①,②で先に死んだ”相手”が天使になって～といった表現をしたんですけど正確には違くて、キリスト教などでは死んだ人が天使になることは無いんですよね。なので本物の天使、と言うよりは”私”から見て天使という方が正しいです。

まとめると、③’では”相手”は元天使の堕天人間で、”私”を道連れ(と言っても二人は愛し合っている)にするため心中を受け入れたのではないか?と考察しました。

私自身③はまだいいんですけど、③’は論として成り立ってないと思うんで妄言だと思って貰っていいです。

<カナアメ曲パロ死ネタの解釈・考察>

先程の③(と③’)をメインにパロってみました。

🇨🇦は堕天人間モチーフ 🇺🇸,🇬🇧,🇷🇺は人間

あくまでモチーフなだけで🇨🇦=堕天人間ではないです

作中の”天使さん”は死んだ🇨🇦の霊のこと,死んで超常現象を起こすことができるようになる(元天使の力?)

🇷🇺は🇨🇦に頼まれて🇺🇸の拘束を解き🇬🇧を足止めした(別に🇷🇺に霊能力があるわけではない,🇨🇦による超常現象で🇨🇦の声が聞こえるようになっている)

🇺🇸が🇨🇦を探して湖を訪れるシーンで、🇺🇸がつけた足跡がすぐなくなるくらいの吹雪が止み足跡が出現したのも🇨🇦の力

🇬🇧が死にきれなかったのは🇷🇺が🇬🇧の後を追っていて低体温症の🇬🇧を持ち去ったから(作中では書かれてないが、アメリカに頼まれた。🇺🇸としては🇬🇧に自分を追って死んで欲しくなかった。あと🇷🇺はあのブリカスに何らかの形で復讐したかった。)

🇨🇦が🇬🇧は死なないよう何か細工していたのかも(二人だけの心中を邪魔されたくないため)

(なんか元天使の力って言っておけばなんとでもなるような後付け設定ですみません泣)

<小ネタ紹介>

・なんでもない日

不謹慎なんですけど世界各国で起きた残虐な事件があった日などを敢えてなんでもない日と表現することがあります。

(例:原爆投下8/6,⁸⁄₉ アメリカ同時爆発テロ9/11 など)

・ミネワンカ湖

カナダにある湖で、水面がエメラルド色をしていて周りにそびえ立つ山々と木々の色の対比がすごい綺麗です。また、約10km以内に病院があり、この病院を🇺🇸が入院していた場所としました。走って2,3時間ほどかかると思います。

・テディベア(🇬🇧から貰った)

イギリスではテディベアが人気で専門店があるほどです。カンヒュの🇬🇧にもテディベア好きという設定があるところも。

・xaxaxa

🇷🇺の笑い声の表現なんですが、語源はネットスラングです。世界各国のネットスラングを見るの楽しいですよ。

・代わりに

エンゼルケア歌詞内2番サビ部分《崩れていく前にそっとキスを代わりに》

この歌詞、個人的に一番好きです。

私はハグの代わりにキスをしたと解釈しました。なぜ代わりになのかは、ハグができない状況だからですよね。YouTubeのコメント欄にもあった意見なのですが、火葬をする際の棺桶が小さいからハグができず代わりにキスをしたというのがしっくりきました。

また、作中では🇺🇸がハグができない状況にするよう表現しました。

・2時間22分

222はエンジェルナンバーといい、新しい道へ進むことを示すサインです。🇬🇧が進んだのは死の道でしたが。

・天使さん

🇨🇦のこと

<感想>

すっごい長くなりました!すみません!!

最初は心中失敗した一方が救いのない道を辿るって感じにしたかったんですけど、気がついたらそんな軸からズレててこんな長い話になっちゃいました💦

あといろいろ設定が不安定なところがあったので今後はそういったものを無くしていきたいです(歌詞通りだと🇺🇸がハグ,🇨🇦がキスなんですけど逆になってしまいました…💦本っ当にすみません!!)

ほぼエンゼルケアの考察なのほんとすみません!

ここまで閲覧して頂きありがとうございました

😖🙏🏻💦

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