創作。
hsrb kyng
伏せ字なし
「 星導 」
『 小柳 』
さみしいなんて俺の性格上言わないことはわかっている。でも恋人がずっとオトモに構ってたら嫉妬もするだろ。
俺にはわかんないけど星導にはテレパシーかなんかでオトモの言葉がわかるらしい。俺から見たら星導がずっと1人で話してるだけなんだけどな。
かれこれずっとオトモと話しているせいでスマホを見るのも飽きた。最初からわかっている。星導に構えと言った方が早いってこと。
でも俺にもプライドはある。犬にしてくださいとか言ってるけど構ってとかその類の事を言うのは苦手。
流石に俺も限界。幾らなんでも話しすぎだろ。もう腹を括って構えと言おうか、なんて考えてたら星導は俺の思考を読んだみたい。
さっきまで狭い部屋にカチッ、カチッって秒針の鳴る音と星導の話し声で溢れていたのに今は秒針が1人で話している。
チャンスは今しかない。思い切って星導に抱きついてみる。
「?小柳くん?」
『………』
「あれ?小柳くーん?しんでる? 」
『……しぃ』
「?おじいちゃんなので耳悪いんですよ。もう少しだけ大きな声で頼めます?」
『さみしい!!』
その言葉を発した瞬間星導の顔がニヤリと笑ったのが見えた。いつもの俺に向ける笑みでは無い。悪巧みをしている顔だ。
気付いた時には時すでに遅し。姫抱きされてベットに連れてかれた。あいつまじゆるさん
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