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嫌われ者になりたい 第2話
翌日の夜 19時半
辺りを見渡すと誰もいない。
(場地はもう帰ったか…)
ピンポーン
家のチャイムが鳴る。誰かが俺の家に来た。誰が来たかは何となく分かってるけど。
玲音「……開いてる」
そう言うと、玄関からドアを開ける音がする。
千冬「玲音さん!!!!」
(……だと思ったよ)
玲音「……声がでかい」
千冬「あ……すみません」
すると、千冬の後ろに隠れてたやつが顔を出す。
武道「あ、あの……俺、花垣武道って言います」
玲音「……で、何の用?」
武道(場地くんの事、聞かないと…)
千冬「場地さんが芭流覇羅に入ったのは、東卍の為だって分かってます」
玲音「……」
(こいつ場地のことすげぇ尊敬してるからな…場地への愛は負けてねぇけど)
千冬「…俺が知りたいのは、玲音さんが芭流覇羅に入った理由です」
玲音「……俺が芭流覇羅に入ったら困ることでもあんのか?」
千冬「そ、それは……」
(明らかに動揺してるな……)
千冬(困るに決まってる…玲音さんが相手なんて、……勝てるわけが無い)
武道「あの…俺は場地くんを東卍に連れ戻そうと思ってます」
玲音「……なんで…場地は戻りたくないかもしれないのに?」
武道「……場地くんは東卍に必要不可欠な存在なんです(マイキーくんの為にも…)」
武道「……俺は、みんなを助けたい」
(ああ……今ので分かった……俺は、こいつが)
玲音「場地については俺から話すことは無い……帰れ」
千冬「……武道……先帰ってろ」
武道「え……うん、分かった」
そう言って武道は静かに家から出る。
千冬「……どうして、連絡をくれなかったんですか」
玲音「……忘れてた」
俺は、1週間前まで5年間海外に住んでいた。俺が戻ってきて1番最初に会ったのは場地だ。まだ場地以外の人には戻ったことを伝えていない。
千冬「……場地さんは知ってたんですか…玲音さんが帰ってきてたこと」
玲音「……」
千冬「……知ってたんですね」
玲音「……場地を怒るか?」
千冬「場地さんにはいつも感謝してます…ですが、玲音さんの事は言って欲しかったです」
(その顔、怒ってるだろ…)
玲音「……機嫌を直せ…お前に内緒にするつもりは無かったんだ」
千冬「……なら、今日は俺の言うことを聞いてください」
(……場地が知ったら怒るだろうな……だけど、それで済むなら…)
玲音「……分かりましたよ……それで姫の気が済むなら」
千冬が俺をベットに押し倒し、俺の上に馬乗りになる。
千冬「……今日は俺がします…玲音さんは俺に身を委ねて…」
そう言って千冬は、俺の服を全て脱がし、下の方に手を回す。
玲音「ンッ…アッ…ハァ…ハァ」
千冬「ハハッ玲音さんってこういうの好きですよね…」
玲音「ハァバァカ…ンッ…んな事ねぇよ……場地には黙っとけよ…ハァ」
千冬「……分かりましたよ」
玲音「(小声で)さすがに…2日連続はキツイな……」
千冬「……ん、なんか言いました?」
玲音「(即答)いいや、別に…」