転生したら女装男子で美少年でした。
start
「ふぁぁ〜…。」
俺は、紫ノ瀬 露。
高校2年生だ。
「兄貴、早く行くぞー。」
こいつは優里。
俺の弟だ。
「露兄達早いよぉ〜。」
走ってくるのは雫。
末っ子の妹だ。
三人兄弟で、仲良く暮らしている。
だが――
その幸せは一瞬にして崩れた。
ある日―
「早く行こー!」
優里が走っている。
「まってよ優里兄!」
雫も追いかける。
その時
「っ!危ない!優里!雫!。」
俺は思わず叫んで走る。
「え?。」
キキィー!!
ドンッ
鈍い衝撃と音とともに俺は倒れた。
「えっ?。兄…貴?」
「嘘っ!、露兄!。」
ふたりとも慌てている。
「はぁっ…。」
意識が…
「優里兄!、救急車!。」
「わかった!。」
「っ、、!露兄!しっかり、、!」
視界が…ぼやけて…
ここは…どこだ?
『お前を転生させてやろう。』
え?
どういうこ――
「お…き……!」
ん?誰か叫んでいる…
「お…きろ……!」
起きろ…?
「はよ…おき…ろ…!」
「はっ?!」
「おっ、起き―」
ごんっ!
「痛〜〜〜〜!!」
誰かが叫ぶ。
「っ〜〜〜〜!」
俺も痛い…
「いったた…。」
「あっ、ごめんなさい!。」
とりあえず謝る。
…ん?、何かちょっと声が高いような…。
「僕もごめんなぁ。顔近くにやってたから…。」
「で、大丈夫か?君。」
水色髪のやつが俺に聞いてくる
「はい!大丈夫です!、」
「それならよかった。」
キーンコーンカーンコーン
「「……。」」
「「チャイム鳴った?!(鳴ってもうた?!」」
「急がな…!。」
「あなたの名前とか…。」
「あ、自己紹介まだやったな。僕は、」
「氷織羊 や。よろしゅう。」
「君は?」
水色髪――氷織羊は俺に聞く。
「私は、紫ノ瀬 露です。」
私―…?
「露ちゃんか、おっけー覚えたで。」
「それじゃ、またな。」
ガラッ
ドアを開けて出ていく。
「……。」
「俺も遅れる!。」
ベットから飛び出して、教室に走っていく。
「……。」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!