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入学して二ヶ月が過ぎた頃だろうか。
いつも通りに花奈と話していた。
「花奈ね、好きな人できたの。」
突然すぎて驚きが隠せなかった。
「よかったね！誰なの？」
「和哉くん」
いつも私と花奈と恭輔、そして和哉くんの四人で一緒にいた。
だから驚きが隠せなかったのだと思う。
こんな近くに好きな人がいたんだ。
花奈に好きな人かぁ。
私は一人で感情に浸っていた。
和哉くんと花奈は家の方面が一緒で朝は一緒に登校してくる。
花奈は好きな人と一緒に登校できててよかったねって私はいつも心の中で思っていた。
周りの人から見てもあの2人はお似合いだった。
付き合ってるんじゃないかっていう噂まである。
それほどお似合いの2人だから。
