コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今年もこの時期がやって来た─
若井「元貴、甚平とっても似合ってる。」
大森「若井もだよ!とってもかっこいい…」
人混み凄いな…それにしても若井とっても似合ってる。
大森「あ!あっちにチョコバナナある!行こっ!」
若井「そんな走ったら迷子になるよ〜って子どもだな〜」
大森「僕は〜ピンクのチョコバナナにするっ!」
若井「じゃあ俺は水色で!」
僕達は色んな出店を回った
大森「今年は色々あるね〜」
若井「焼きそば食べよっかな〜♪」
大森「ちょ!僕も食べる〜!! 」
いつまでもそんな事が続けばいいのに…
若井「そろそろ花火の時間だね〜」
大森「そうじゃん!花火!」
今年も若井と見れて僕、幸せ者だな〜
そう思った時には空に大きな花が咲いている。
大森「うわぁ~!きれいっ!」
若井「そうだね!あの形は星、?かな!?」
大森「笑笑!」
若井「笑笑!」
二人で笑いあえるのもそう長くは無かった。
遠くで誰かの叫び声がする。
大森(なんで花火なのに叫び声?)
最初は僕も若井も気づいていなかった。
いやこれは叫び声ではなく悲鳴だ。
花火を打つ途中になにかのミスで火事が起きた。
大森「ねぇ!若井!逃げよ?早くしないと…」
若井は落ち着いていた。
若井「そこの近くにまだ人が居るらしい。俺助けに行ってくるから
元貴は向こうへ逃げて。今すぐ!!!」
大森「やだ、そんなのやだよ、若井も逃げよ!!泣」
若井「元貴、愛してる。」
大森「若井、、」
若井「大丈夫だから笑今すぐ向こうへ!」
大森「わ、わかった!」
その後若井は火災事故に巻き込まれ死亡。
僕はまだその事が受け止められなかった。
大森「え、?ねぇ、若井!!返事してよ!!」
若井は静かに眠っている。
僕は絶望に落ちた。
大森「なんでよ!!若井ッ!!起きてよ!!また愛してるって
大好きって伝えてよッ!!!泣ポロッポロッ」
僕 のせいで若井は、、、
若井は火災事故に巻き込まれ死亡が確認されたあの日以来
僕は一度も人とは接触していない。
何が起こるのか、また愛してる人が死ぬのかって思えてきて
手が震える。
あの日以来、僕は夏祭りには行っていない。
大森「若井、あの日からもう5年も夏祭り行ってないよ、 」
あの後悔は人生で一番大きかっただろう。
だから僕は夏祭りには行かない。