この作品はいかがでしたか?
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コメント
2件
あぁ…なんかすごいほんとに、二次創作だって分かってるのに青さんを応援したくなった。「受験は自分との戦い」って先生に言われるのに、結局は自分を責めて、周りと比べちゃうんだよねw アイスちゃんとこの作品を見ている受験生の皆さんに明るい未来が待っていますように😌🪐
アテンション
・年齢操作
・受験
『青』 「???」
それでは、どぞー!
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『受験、こわいな』
自分の部屋で勉強していた時。
突然俺は、そんな言葉を発していた__。
中一の時は、まだ受験だなんて遠い存在だと思ってた。
まだまだ先のことだから、遊んでおこうって。
でも、中二の終盤のところで担任の先生が言った言葉。
“来年には受験生です”
この言葉を聞いた時、なんか身体が重くなった。
中三の最初の方は、まだ勉強は辛くなかった、まだ勉強に追いつけたし、成績も良かった。
だけど、中盤になってから勉強が辛くなって、勉強にも追いつけなくなって、成績も下がった。
どれだけ勉強しても、どれだけ先生とコミュニケーションをとったって、全然成績が伸びなかった。
『このままじゃ…』
このままじゃ、志望校には行けない。
『あの子は、』
クラスの赤髪の子は、運動と勉強ができる優等生、白髪の子は先生とコミュニケーションができて、黒髪の子は運動ができて推薦がきたらしい。
『俺は、俺は何ができるんだ?』
シャーペンが思うように進まない、自分は周りより劣っている。
他の人を見ていると、そう感じてしまう。
いつの間にか俺のノートには、濡れた跡があった。
もう12月。
受験シーズンに入った。
もう休日とか放課後に、同級生と会う回数も少なくなった。
やりたいことが出来なくて、遊ぶとかできなくて。
ストレスが溜まる一方。
別に夢なんか持ってないし、友達と同じ学校に行こうとしている訳でもない。
『…あれ、俺って』
なんの為に勉強しているんだっけ__。
何度自分に問いかけても分からない。
将来自分が何をしたいのか、なんの為に頑張っているのか、それが分からない。
『どうしよう』
モチベーションが見つからない。
休憩時間にある活動者の切り抜き動画を見た。
サムネは【受験が辛い君へ】だって、そんなサムネにつられた。
サムネの通り受験のことについて語っていて、そこまで好きでもないのに聞き入っていた。
「んー、逃げたいんだよね受験から」
「なのにさ、世間ってそれを許してくれないんだよね、そして何より自分が許さないんだよね」
「勉強なんてやめた! って放り出せないし」
「それでも、辛いって感じるってことは頑張ってる証拠なんだよ、逃げたくても逃げないのは凄いことなんだよ」
名前もよく知らない、この人がどんな人かも知らない。
でもそんな人の言葉が、今の俺に刺さった。
深く深く刺さった。
『俺、認めて欲しいんだ』
やっと自分の今の気持ちがわかった。
頬が濡れてて、冷たくて。
でも、少し暖かい、そんな涙が流れていた。
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受験、頑張ってください。
それでは、おつあいでした!