こんにちは。南瓜です。
「逆行ドミナはもう一度結ばれたい」第二話です。
〈注意〉
・ドミナ、マッシュがブラコンです。
・多少のキャラ崩壊有
・誤字脱字がある可能性があります。
・急に時間経ちます。
〈主な登場キャラ〉
・ドミナ・ブローライブ(主人公)
・マッシュ・バーンデット
・レグロ・バーンデット
地雷さんはここで逃げてください!!
それではスタート!!
第二話 魔法学校
~十二年後~
あれから十二年がたった。
幸い、本来マッシュが見つかる十六歳まで無邪気な深淵の動きはなかった。
僕も一緒に逃げたことはあまり影響しなかったみたいだ。
「兄者、シュークリーム焼けたよ」
そして僕もマッシュも十六歳。マッシュはイーストンに、僕はヴァルキスに行き始める頃だ。
「わっ、おいしそー! じゃあ遠慮なく」
もっもっもっもっ
「どお?」
「おいしい!もしかして林檎入ってる?」
「うん。試しに入れてみたんだ。兄者好きでしょ?」
「さすがマッシュ~!! よくわかってるなぁ~~!!」
「マッシュは食べないの?」
これでマッシュも僕も十六歳。魔法学校には行かなければならない。
「いいよ。兄者に作ったやつだし」
「それにしては量多くない?」
「う゛ッ確かに作りすぎたかも……」
「でしょう? だからマッシュも食べなよ」
マッシュはシュークリームの腕は上がったけど、量の調節はまだ難しいらしい。
「でも、食べ過ぎちゃうかも……」
「いいよ。たくさん食べて! 」
「ほら、あーん」
「ん……。あーー」
もっもっもっ
「我ながらおいしくできましたな」
「もう、マッシュってばどんどんシュークリーム作るのうまくなるからびっくりしちゃうよ」
「そうかな?」
「そうだよ!」
「今帰ったぞー」
「レグロさん!」
「じいちゃん、おかえり」
いつも通り、買い物袋を持ったレグロさんがドアを開けてそう言った。
「ただいま。何だか良い匂いがするのう」
あれからもう十二年たった。十二年……
「この十二年でレグロさんもすっかり老けちゃったね」
「え、何急に!?そりゃ十二年もあったらふけるよ!?」
「それもそっか」
「納得されても傷つくんだけど」
十二年、二十+十二=三十二……つまり……いいや、考えたくない!! 今僕は
マッシュと同じ十六歳なんだ!!
夜
「レグロさん」
「おお、ドミナか。マッシュはどうしたんじゃ?」
「もう鼻提灯作って寝てますよ」
「そうかそうか、で?ドミナはまだ寝ないのか?」
「はい。少し相談したいことがあって……」
「いいですか?」
「相談くらいいくらでものるわい。どれ、言ってみろ」
「あの、僕、魔法学校に通いたいんです。」
「……そう、か」
レグロさんは驚いたような顔をしたが、すぐ元に戻った。
それはそうだろう。僕は二本線。もっと早く魔法学校に行っていてもおかしくない。
でも本題は――
「イーストンか、ヴァルキスで悩んでいるんです」
マッシュと同じイーストンに行ったら、どちらか片方でも見つかったら終わりだ。
かといって、半殺しにした人がいるセントアルズも……まあ、あそこはそもそも校風が合わないかな。
ヴァルキスは……もしかしたらレヴィたちと友達になれたりしないかな、とか思ったけど、それぞれ目的があって僕と一緒に居たんだ、友達なんて……。
「どちらも名門だ……まあ、ドミナなら大丈夫だろう」
「だが、なぜその二校なんだ?同じ名門ならセントアルズもあるだろう?」
「あそこは校風が合わないので……」
「そうか?ドミナは割と紳士じゃし、あってない訳では……」
「割とって何ですか?割とって(#^ω^)💢」
「おお、すまんすまん、まあ、ドミナがその二校でいいならいいんじゃよ?」
全く……レグロさんめ……。
「はぁ……、まあとにかく」
「どっちにしたら……」
「――何、話してるの?」
はい、今回はこれで終わりです。
えー、嬉しいことに、なぜかフォロワー様が増えまして、「これは早く書かねば!!」
と思い書いたものですので、意味が解らないところがあるかもしれません。
これからドミナはどうなってしまうのか!!
それでは、次回をお楽しみに!
コメント
3件
最高すぎる、、、