気のせいだ
気のせいだ
気のせいだ
何度も何度も自分に言い聞かせるようにした
……
知ってしまったら後には引けないから
何故そう思った、?
分からない
その恐怖だけが俺を襲う
太
どうかしたのかい ?
中
なんか 誰かが俺を呼ぶような 声が 聞こえた気がして
中
手前の声 と 似てるんだよな
太
、 へぇ
中
気のせいだよな 、 ( 微笑
太
…… そう、 だよね
そういうと 少し 寂しそうな表情 をした
太
中也 私の事好きかい ?
中
急になんだよ ……
太
何でも
太
ごめん、 私もう行くね
中
ちょ っ "
がちゃんと扉が閉まる音がした
好きかどうかなんて分からない
でも何処かであったような気がする。
大事なんだ 、 きっと
大事なのかな
中
っ、 ……
俺も授業戻らねぇと……
中
すみません 遅れました ー 。
遅すぎるぞ、 早く席つけ
何故か 怒られない .
中
…… 彼奴は 何処だ ?
教室に居ないのか、、
一体どこに?
授業が終わったあと 他クラスの女子が 叫び声を上げた
太
……
なんで倒れているんだ?
中
おい っ、 大丈夫かよ ……
何故か 彼奴に声をかけていた
凄く 顔色が悪い
何故あの時気づけなかったのだろう
、
中
太宰 …… ?
そう呼びかけた
すると クラスの人が 頭に はてなマークを 浮かべこういう
……
太宰って誰、、 そこに居るのは夏色くんでしょ?
は、、?
太
ぁ、
中
大丈夫か っ !?
あれ この光景
見た事があるような気がする
太
ごめ、
俺は確か 此奴に 中原中也 と名乗った
何故?
違うだろ
俺の名前は ……
此奴が来てから何処かおかしい
何故か涙が零れ落ちた
消えてしまうんじゃないかっていう恐怖が
_____
太
あの、 … 自分 で 保健室いるから
中
心配だし 俺も行くよ
太
ごめんね 、 中也
中
あのな、 さっきは 間違えた 。
中
俺は 坂月 だ …… 。
太
でも 中也って呼んでいい ?
中
別 いいけどよ ……
太
私のことは 太宰って 呼んでよ
中
嗚呼 、
中
な 、 なぁ 少しいいか …… ?
太
何 ?
中
俺さ お前と会ってから 可笑しいんだよ
中
名前間違えたり 、 お前が 倒れた時 何故か物凄く怖くなったり
中
知ってるんだろ ? 何か …… ッ
太
……
中
こたえろよ
太
君 本当 何も覚えてないんだね
太
私からは 何も言えないよ
中
なんでだよ ……
知りたいのに
苦しさの原因を
苦しい 、 痛い 辛い
でも 一緒に居ると 安心する _ 、
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