マドル家落ちこぼれは神様です

なんか今日は蠍を狩るらしい。倒したら銀のコインや銅のコインがあるらしいから頑張れとのこと。

私はあと一枚集めれば神覚者試験に出られる。

そんなの出る柄じゃ無さそう？確かにこう言うのは好まないけど私が見た予知夢で神覚者試験に出た方が立ち回りやすいのがわかった。

だから私は出る。誰にもコインは譲らん。

さっきの攻撃はそこら辺にあった石ころをダイヤモンドの硬度に変えて蠍にぶつけた。銅のコインが折れ曲がってないのを確認して袋に入れる。

私は前世キメラでもあった。その引いた遺伝子はゴキブリだった。それのおかげか、昔から虫は怖くなかった。親戚の中には蠍もいた。節足動物の遺伝のおかげか私は天井を歩けるしゴキブリの遺伝のおかげで空も少し飛べる。

霧魔法を出して去る正直この魔法が1番森とかで去っていくときに便利。風と水を合わせて使う。魔力量も少なくて楽。

新しく来た場所には星マークの蠍がいる。確かあいつは銀のコインを持っていた。よし。倒そう。

よし今回は邪魔が入んなかった。

そういえばアリアと私は双子の姉妹なのだ。私は妹だったが…姉と比較されてこう言われてた。

"悪魔のようなハイネと天使のようなアリア"って。正直気にして無い。確かにあの時の私は結構刺々しい発言と硬い笑顔が多かった。対してアリアは柔らかい言葉と純真な笑顔でみんなを癒していた。

集合時間が来た。そういえば結構物音がしてたけど…まぁマッシュさんあたりがなんかしたんだろう。気にしない気にしない。

ハイネがそう唱えた瞬間、彼女がいなくなる。

なんでもない

2025/4.19修正