BOYSLove

とある平日の帰り道

僕はいつも通り〇〇ちゃんと言う幼なじみの女の子と帰っていた

いつもなら一緒に盛り上がって話してたのにこの時だけ〇〇ちゃんはどこか違った

まるで誰かに恋をしてるみたいに

一応〇〇ちゃんはクラスの中では可愛い子として人気だった

こんなこと言われたら普通の男子は喜んで受け入れるはず…だから俺も…

自分でもびっくりした心の中ではOKというはずだったなのに口が勝手に動いた

俺はとっさに〇〇ちゃんに誤解を解こうとしたけどもう遅かった

〇〇ちゃんに好きって言われた時 恋愛特有のドキッとする感情が出てこなかった

この時は初めてだし分からなかったからＮＯと言ってしまったんだろうとそう思った

そしてある日男友達が急に告白をしてきた 俺が女の子っぽい事もあって遊び半分でやってきたのだろう

だから俺は笑いながら否定しようとした だけど心臓の音が物凄くうるさく何故かﾄﾞｷﾄﾞｷしていた

呼ばれた瞬間俺は咄嗟に笑って誤魔化した その子はかっこよかったから普通に惚れてしまってた ただの偶然だろうと思っていた

だけど中学になっても女の子に好きという感情が出なかった

ﾊﾞﾀﾝ!!!

どう足掻いても憧れの好きではなく恋愛としての好きという感情が出ていた

そしてある道徳の授業で特別授業としてあるLGBなんちゃらの人の授業が行われた

その時俺は初めて知った

ゲイって言うやつなんや…

そして高校生になったある日大好きな 人から急に告白された

その時俺は目撃してしまった あまり視界の映らないところで他のクラスメイトが動画を撮っていたことに

そうこれはこの人が無理やりやらされていた事に…

次の日学校に行ったら黒板には大きく

有栖白はゲイ

そしてその周りには｢消えろ｣｢気持ち悪い｣など傷つく言葉が書いてあった

あの子がそうなの？

なぁ俺隣の席なんだけど誰か変われよw

嫌だよ絶対に襲うぜ？w

移ったら困るんだけど

あんまり近づかないで欲しい

僕は耐えきれず教室から逃げ出した

どこに行くか分からない…けどひたすらに走った

ずっと走っていたせいだろうか段々と体力が落ちてきた

ﾊﾞﾀｯ…

!?〜〜！？

…〜〜…

ｶﾞﾗｯ…

僕の身体を見ると膝にちょっと下手に貼られた絆創膏が貼ってあった

と名前を言おうとしたがもしかしたらあの事がもう学校中に広まってるかもしれない そう思うと名前は言わない方がいい

俺と一緒に居たら赤まで同類にされてしまうそんなんは絶対に嫌

ｶﾞﾗﾗｯ…

act、１

男